リーグ戦最後の試合となったケルン戦に出場した香川真司 [写真]=Bundesliga/DFL via Getty Images
ブンデスリーガ第34節が14日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントとFW大迫勇也が所属するケルンが対戦。今シーズンのリーグ戦最後の一戦は、2-2のドローに終わった。6試合連続でスタメン出場を果たした香川が、試合後の取材に応じている。
香川は、試合を振り返り「ちょっと息切れしましたね、正直。もっとサイドを使わないといけないですし、中、中になってしまった。もちろん中で崩せればベストなんですけど、相手は3バックでコンパクトですから、サイドで起点を作らないとこういう試合は厳しいと思いましたし、自滅した感はありましたね」と、ケルンの堅い守備に苦労したと分析した。
今シーズンのブンデスリーガ全日程が終了。ドイツでの4シーズン目を迎えた香川は、29試合の出場で日本人最多の9ゴールをマークした。「悪い時は何回かありました、特に2月3月含めた後半戦。そういうのを経験して、でも僕自身は投げ出すつもりはなかったですし、1シーズン通して向き合ってやり切ったところがあったから今こうやって結果が出たと思っている。ただ、来シーズン以降はそういうのを失くして、1シーズン通して結果を出して成長し続けたい。もちろん高いレベルですからそれを成し遂げるのは相当な強い気持ちが必要になってくると思うので、しっかりと準備していきたいと思います」と振り返り、来シーズンに向けての抱負を口にした。
しかしながら、今シーズンの公式戦はまだ残っており、ドルトムントは21日にDFBポカール決勝戦でバイエルンと対戦する。「個人的にコンディションもこの2試合は悪かったですし、これを踏まえて最後の最後ファイナルで結果を残さないといけない。あと気持ちを整えるだけですし、コンディションだけ崩さないように準備していきたいと思います」と、タイトル獲得に向けて意気込みを語った。
また、「彼らの方がポゼッション率は高くはなると思うし、逆にカウンターが狙いどころだと思う。でも、しっかりマネージメントしてくると思うんで本当に気の抜けない90分になると思います」と、対戦相手のバイエルンを警戒。「ファイナルだから前向きに楽しく、そして最高の相手ですから、負けたら準優勝勝ったら優勝、勝つか負けるかなんで、それは割り切ってやるだけですね」と、今シーズンの公式戦最終戦を楽しみたいとコメントした。
ドルトムント 2-2 ケルン ロイスの直接FKで同点ゴール、香川は58分まで出場 https://t.co/2KrKwnugdJ
— ballball Japan (@ballball_JP) May 15, 2016
By サッカーキング編集部
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