2016.05.03

特別な瞬間のため、3年間もゴールを取っておいた? 地元紙が復調の長谷部を絶賛

長谷部誠
約3年ぶりにブンデスリーガでゴールを決めた長谷部誠 [写真]=Bongarts/Getty Images
サッカー総合情報サイト

 4月30日のブンデスリーガ第31節で、フランクフルトの日本代表MF長谷部誠が約3年ぶりにゴールを挙げた。ブンデスリーガ通算6得点目のゴールは、もう後がない残留争いが続くチームにとって起死回生の同点弾となり、フランクフルトはダルムシュタットに2-1で逆転勝ち。2節を残して自動降格圏を脱出し、2部との入れ替え戦に回る16位に浮上した。

 試合後の寸評で、このゴールを「まるで4月の雪のような珍事」と表現した『Frankfurter Rundschau』は、長谷部を大きく取り上げた記事も掲載。

『これこそが特別な瞬間』との見出しをつけ、「シーズンもラストコーナーを回ったところで、普通ではないことが起きた。長谷部がゴールを決めた」と、その希少性をあらためて紹介。

 同紙は、ブンデスリーガに移籍して9シーズンで通算6得点と、長谷部がゴールとは実に縁遠いことに触れた上で、「こう主張することもできるだろう。長谷部は、特別な瞬間のためにゴールを取っておいたのだ」とチームにとってこれ以上ないタイミングで飛び出した、値千金のゴールを称えた。

 もともと長谷部を高く買っていた同紙。本職でないサイドバック起用が続いた今シーズンは、長谷部に対して、もどかしさがにじみ出るような辛口評を展開することも多かったが、今回ばかりは手放しで褒めている。

「よりによって、この日本代表キャプテンが決定的なゴールを決めたというのは、偶然ではない。フランクフルトが調子を上げているのは、この32歳のフォームが上向きなことも関係しているだろう。最近の2、3試合で長谷部は復調のきっかけをつかみ、今ではチームのかじ取りを担っている。ニコ・コヴァチ監督の、“彼は紛れもなく6番の選手”という鶴の一声で、長谷部の右サイドバックという試みは終わりを告げた。コヴァチ監督は、“長谷部はゲームをオーガナイズできる選手。落ち着きを与えて、慌ただしくならないようにできる。彼はチームに安定感をもたらしてくれている”と話す」

 持ち味を見抜き、ボランチで起用するコヴァチ監督からの厚い信頼を紹介しつつ、本職で本来のパフォーマンスを取り戻した長谷部を改めて高く評価した。

 記事は「シーズン終了後に契約が満了するが、チームの戦略家にまで成長した本来のフォームを取り戻すためにも、長谷部もできればクラブに残りたいと考えている」と締めくくられており、もともと長谷部びいきの地元紙らしく、すっかり復調したフランクフルトの頭脳のチーム残留を願っているように読み取れる。

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