試合中に投げ込まれたテニスボールを処理する選手たち [写真]=Bongarts/Getty Images
DFBポカール(ドイツ・カップ)準々決勝が9日に行われ、シュトゥットガルトと日本代表MF香川真司のドルトムントが対戦。ドルトムントが3-1で快勝し、準決勝進出を決めた。公式戦2試合ぶりに招集メンバー入りした香川はベンチスタートで、87分に途中出場した。
同試合で、敵地まで駆けつけたドルトムントのサポーターがピッチ内に大量のテニスボールを投げ込む場面があった。投げ込みがあったのは、25分と50分。プレーが切れた直後にテニスボールが投げ込まれ、近くにいた両チームの選手たちによってピッチ外へと“片付け”られた。
2度に渡る投げ込み行為は、ドルトムントのサポーターがチケット価格の高さに抗議したものと見られている。ドイツメディア『ドイチェ・ヴェレ』は試合前日の8日、ドルトムントサポーターの応援ボイコット計画を報道。サポーターグループ「KEIN Zwanni」が試合開始20分間、応援をボイコットする意向だと報じられていた。
事前報道の通り、シュトゥットガルト戦でドルトムント側の席にサポーターが入場してきたのは開始20分頃のことだった。同試合ではドルトムントが5分に先制点を挙げたが、21分にシュトゥットガルトが同点ゴールを記録。ドルトムントのサポーターは、入場直後に失点シーンを目の当たりにすることとなった。そして4分後、大量のテニスボールをピッチへと投げ込んだ。
ドルトムントのサポーター席には“fussball muss bezahlbar sein”とのメッセージが書かれた横断幕も掲出された。「フットボール(のチケット)は購入しやすい価格でなければならない」という訴えだった。
By サッカーキング編集部
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