インゴルシュタット戦に先発出場した香川真司 [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
30日に行われたブンデスリーガ第19節で、日本代表MF香川真司が所属する2位ドルトムントは10位インゴルシュタットと対戦。ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンが2ゴールを挙げ、2-0で快勝した。試合後、香川が記者団の取材に応じた。
本人が「なかなか思うような戦いができなかった」と語るように、この日は本領を発揮できなかった香川。左サイドバックのドイツ代表DFエリック・ドゥルムとの関係がうまくいかず、「連携不足はあった」と香川自身も認めている。
一方で調子は上向きなようで「コンディション自体は悪くないですし、調子もチームとしては落ちてないので。今日の試合に限っては悪かったですけど、しっかりもう一回切り替えて次に向かいたい」と次戦に向けて意気込みを語った。
この日は68分にU-17アメリカ代表MFクリスチャン・プリシッチがブンデスリーガデビューを飾った。中盤でポジションを争う可能性がある新星の登場に、「すごくいい選手ですし、レギュラー争いも熾烈になってきている」と称賛しつつも危機感を募らせた。加えて「しっかりと切り替えて臨んでいかなければならない」とレギュラーの座を守るためにも継続していいプレーをする必要があると述べた。
インゴルシュタット戦の裏では、カタールのドーハでAFC U-23選手権カタール2016(オリンピック・アジア最終予選)決勝が行われていた。香川が取材に応じた時点では、U-23日本代表はFW浅野拓磨の勝ち越しゴールが決まり、勝利まであとわずかという状況だった(結果は日本がそのまま優勝)。自身と同じように世界の舞台で戦う“後輩”たちについては「やはり厳しい戦いでも勝ち切れているので、(優勝も)自分たちで勝ち取ったものだと思う」と勝負強さを称え、「まだ決勝の結果は知らないですけど勝っているということで、これも勝ち切ったらすごく大きな自信になる」と貴重な経験になるとコメントした。
続けて「日本という国を背負って戦っているので、結果として証明しているのは素晴らしいことだと思います」とU-23日本代表に改めて賛辞を贈った。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト