パーダーボルン戦でのゴールを喜ぶドルトムントの選手たち [写真]=Bongarts/Getty Images
DFBポカール2回戦が28日に行われ、日本代表MF香川真司の所属するドルトムントと2部リーグのパーダーボルンが対戦した。
ドルトムントは、8月9日に行われた1回戦でケムニッツァーと対戦し、2-0で勝利。2回戦では、昨シーズンのブンデスリーガで1勝1分けのパーダーボルンをホームに迎えた。4月18日に行われた第29節でパーダーボルン相手にゴールを決めている香川は、公式戦5試合連続の先発出場となった。その他、ヘンリク・ムヒタリアンがスタメン入りし、公式戦2試合ぶりの出場となった一方で、ピエール・エメリク・オーバメヤンとマルコ・ロイスはベンチスタートとなった。
試合は、アウェーのパーダーボルンが先制に成功する。21分、イルカイ・ギュンドアンのバックパスを受けたGKロマン・ビュルキがスルジャン・ラキッチに詰められると、そのままダイレクトでボールを押し込まれた。先制を許したドルトムントは23分、ペナルティエリア内左でパスを受けた香川が右足を振り抜くが、シュートは枠の上に外れた。しかし直後の25分、ドルトムントが同点に追いつく。味方のスルーパスで抜け出したアドリアン・ラモスが、エリア内左でGKもかわして、無人のゴールに流し込んだ。
さらにドルトムントは30分、セカンドボールをA・ラモスがつなぐと、反応したゴンサロ・カストロがエリア内中央に抜け出し、右足でのジャンピングボレーを沈めて、逆転に成功。さらに43分、ドルトムントがリードを広げる。左サイドの香川が、カストロとのワンツーでペナルティエリア内に侵入。深い位置まで突破すると、角度のないところから相手GKをよく見て左足でループシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。香川は今シーズンの公式戦6ゴール目で、17試合目の出場にして、昨シーズンの総得点(公式戦通算38試合出場6ゴール)に並んだ。前半はドルトムントの2点リードで折り返す。
後半の立ち上がりにドルトムントが追加点を奪う。マティアス・ギンターがエリア内右でファールを受けてPKを獲得。55分にギュンドアンが、GKの逆を突いてゴール左隅に決めた。勢いに乗るドルトムントは58分、カストロが、ギュンドアンからのスルーパスでエリア内中央に抜け出して、フリーでゴール右隅に流し込んだ。4点差に広げたドルトムントは63分、香川とギンターを下げて、アドナン・ヤヌザイとウカシュ・ピシュチェクを投入。71分にはソクラティス・パパスタソプーロスに代えて、スヴェン・ベンダーをピッチに送り出した。
さらにドルトムントは終了間際に、立て続けにゴールを獲得。87分、エリア内左でパスを受けたヘンリク・ムヒタリアンが、相手DFを1人かわしてグラウンダーの折り返しを送る。ファーサイドに走り上がっていたピシュチェクが合わせて追加点を奪った。直後の89分、今度はエリア内右に抜け出したピシュチェクが折り返しを入れて、ファーサイドのムヒタリアンがダイレクトで流し込んだ。
試合は直後にタイムアップを迎え、ドルトムントが7-1の圧勝で、3回戦に駒を進めた。
【得点者】
0-1 21分 スルジャン・ラキッチ(パーダーボルン)
1-1 25分 アドリアン・ラモス(ドルトムント)
2-1 30分 ゴンサロ・カストロ(ドルトムント)
3-1 43分 香川真司(ドルトムント)
4-1 55分 イルカイ・ギュンドアン(PK)(ドルトムント)
5-1 58分 ゴンサロ・カストロ(ドルトムント)
6-1 87分 ウカシュ・ピシュチェク(ドルトムント)
7-1 89分 ヘンリク・ムヒタリアン(ドルトムント)
By サッカーキング編集部
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