写真上部、横長のバナーが川崎ファン手作りのもの [写真]=VI Images via Getty Images
香川真司の1ゴール1アシストという活躍もあり、レヴァークーゼン相手に3-0と快勝したドルトムント。
試合はドルトムントのホームスタジアムであるジグナル・イドゥナ・パルクで行われたのだが、この試合のキックオフ前、ドルトムントのツイッター公式アカウント(@BVB)がある写真を紹介していた。
その写真にはジグナル・イドゥナ・パルクのスタンドで掲げられる”FORZA Dortmund(頑張れ、ドルトムント)”と書かれた巨大バナーが写っている。
実はこれ、川崎フロンターレのサポーターから手渡されたものだというのだ。
今夏、アジア方面でプレシーズンツアーを行ったドルトムントは日本も訪れており、7月には等々力陸上競技場で川崎フロンターレとのプレシーズンマッチが開催された。
試合結果はドルトムントが6-0の大勝。バカンスが明けて間もない頃であったが格の違いを見せつける結果となった。
とはいえ、この試合はあくまでプレシーズンマッチである。試合前にはドルトムントの選手が各種イベントに登場し日本のファンと交流を深め、試合後には川崎ファンからドルトムントへエールが送られた。
そして、この巨大フラッグはその時に掲げられたものだったのだ。
この試合に向け川崎ファンは”FORZA Dortmund”と書かれた応援メッセージを用意していたようで、試合終了後にこの横断幕を掲げエールを送った。そして、このバナーが川崎サポーターからドルトムントサポーターへと手渡され、現地のサポーターによって実際にジグナル・イドゥナ・パルクで掲げられるようになったのだという。
まさに、サポーター同士の絆が海を越えた瞬間である。
ちなみにこの”FORZA Dortmund”という巨大フラッグだが、川崎の応援席のシンボルにもなっている”FORZA KAWASAKI”という応援フラッグを模して製作されたと推測できる。”FORZA”の”F”が川崎のものと同じ字体であり、2つの単語の間にはドルトムントのエンブレムも描かれている。
今後も、川崎サポーターの愛情とこだわりが詰まったこの横断幕がジグナル・イドゥナ・パルクで見られるかもしれない。
(記事提供:Qoly)
By Qoly