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ケルン大迫はトップ下起用か…アピールに苦戦で今季も定位置争いへ

2015.08.08

ケルン所属のFW大迫勇也(左)とMF長澤和輝(右) [写真]=Getty Images

 ドイツは、7日のDFBポカール1回戦で今シーズンが開幕。FW大迫勇也とMF長澤和輝の所属するケルンは、8日に4部リーグのSVメッペンと対戦する。シーズン初戦を前に、ケルンの地元紙『Kölner Stadt Anzeiger』が、各選手のレギュラーチャンスを予想する記事を掲載した。

 ケルン加入1年目の昨シーズンは終盤になって結果を残し、2年目の今シーズンはキーマンとして名前の挙がることも多かった大迫。昨シーズン終了直後には、ペーター・シュテーガー監督も、「来シーズン(2015-16シーズン)のケルンをけん引してくれる選手であることを見せてくれたね」と大きな期待を寄せていた。だが、同紙の予想では、プレシーズンに思うほど結果が残せなかったことから、レギュラー当確とはならなかった。

「この日本人選手はプレシーズン・マイスターではないようだ。去年の夏と同じく今年も存在感が次第に小さくなっていった。昨年はワールドカップの疲労があったが、今年は説明がつかない。現時点では他の選手の方が明らかに目立っており、大迫は最前線のフォワードではなくトップ下、攻撃的MFとして考えられている。そして、そのポジションでは、ミロシュ・ヨイッチ、ヤニック・ゲルハルトがリード」

 同紙は、開幕前期間の大迫のパフォーマンス低下を指摘。FWアントニー・モデストとFWフィリップ・ホジナーの両新戦力に押し出される形で、攻撃的MFでのポジション争いからのスタートになるとしている。

 一方の長澤には、より厳しい見方が向けられた。

「ポーランドのクラブとのテストマッチで決勝点を決めた以外は、アピールできず。現時点ではファーストチョイスには入っておらず、加えて真ん中はミロシュ・ヨイッチ、大迫、ヤニック・ゲルハルト、ケヴィン・フォクトと競争が激しく、サイドはレオナルド・ビッテンコートとマルセル・リッセがスタメンに当確している」

 大迫も加わった攻撃的MFのポジション争いでは、かなりの苦戦を強いられることが予想されている。これを裏付けるように、長澤は8日の今シーズン初戦となるSVメッペン戦の遠征メンバーから外れたことが明らかとなっている。

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