ユヴェントス戦に出場したドルトムントMFギュンドアン [写真]=Getty Images
日本代表MF香川真司とMF丸岡満が所属するドルトムントが、25日にスイスで行われたプレシーズンマッチでユヴェントスが対戦し、2-0で勝利した。試合後にドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンがコメントしている。日本語版クラブ公式サイトが26日に伝えた。
クラーゲンフルトで臨むボルフスベルガーACとのヨーロッパリーグ(EL)予選3回戦ファーストレグを5日後に控え、ドルトムントはFWマリオ・マンジュキッチ、MFポール・ポグバ、GKジャンルイジ・ブッフォンらを擁するユヴェントスに勝利。トーマス・トゥヘル監督のチームは1週間前にプレシーズンの練習を始めたばかりだが、特に前半は明らかにゲームを支配していた。
1万9694人の観客に埋め尽くされたザンクトガレンのAFGアレーナで、ドルトムントはユヴェントスを圧倒した。だが、ヘンリク・ムヒタリアン(25分)、ピエール・エメリク・オーバメヤン(27分)、ケヴィン・カンプル(32分)はいずれもチャンスで決められず、37分のシュートもベテランGKブッフォンの好セーブに阻まれた。
それでも40分、ドルトムントは世界最優秀GKに4度輝いたユヴェントスの守護神から得点する。左サイドを突破したムヒタリアンがペナルティーエリアの中心付近へ横パス。これをオーバメヤンがゴール右下隅に押し込んだ。一方、ユヴェントスは38分に決定的なチャンスをつくったが、マンジュキッチがノーマークで放ったヘディングシュートはクロスバーを越えた。
トゥヘル監督はハーフタイムにメンバー7人を入れ替え、オーバメヤン、ソクラティス・パパスタソプーロス、マッツ・フンメルス、マルコ・ロイスだけを後半も残した。ドルトムントに勢いは試合再開後も衰えず、64分、ロイスは自陣内でボールを拾うと、素早く駆け上がって敵陣ペナルティーエリア端で相手DFを股間にボールを通して抜き去りシュート。これがブッフォンを破り、センセーショナルなゴールが生まれた。
終盤はユヴェントスも攻めて互角の展開となったが、ドルトムントも攻勢を緩めることなく、ロスタイムにはモリッツ・ライトナーに追加点のチャンスが訪れる。これは得点に結びつかなかったものの、ドルトムントはシュート数でも23対7と圧倒して試合を終えた。
試合後、ギュンドアンは、「ユベントスを2-0で破ったんだから大喜びできる。特にボールを奪って攻め込めたのは良かった。得点のチャンスをいくつもつくった。ものすごくいい感じでチャンスをつくれたよ」とコメント。
さらに、30日に行われるEL予選3回戦について、「ボルフスブルガーは僕らより少し早くシーズンに入っている。僕らとしては、ピッチで十分に実力を出す必要がある。今日見せた力を発揮して、ファーストレグとセカンドレグをうまく戦っていきたいね」と意気込みを語った。