2015.06.30

圧巻の動員力誇るブンデスリーガ…強豪から昇格組まで満員札止めが続出

ドルトムント
8万人を収容するドルトムントの本拠地、ジグナル・イドゥナ・パルク [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
ドイツ在住。ライター兼サッカー指導者

文=鈴木智貴

 今シーズンのブンデスリーガで7位に終わり、DFBポカールやチャンピオンズリーグも含めて無冠に終わってしまった日本代表MF香川真司のドルトムントが、とあるタイトルの防衛に成功した。

 ドルトムント公式HPが伝えた内容によると、2014-15シーズンのリーグ戦における、同クラブの本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクの平均観客動員数は8万424人だったそうで、昨年に続きヨーロッパNo.1の座を守り、平均8万人を超えた欧州唯一のクラブだったという。

 これに続くのは三冠を獲得したバルセロナで7万7632人、3位が香川の古巣マンチェスター・Uで7万5335人、4位はレアル・マドリードの7万3081人、5位には同じブンデスリーガのライバルであるバイエルンが入り、7万2882人だった。

 また、ジグナル・イドゥナ・パルクは8万720人の収容が可能だが、そのうち5万5000はシーズンチケットで占められており、来シーズンこれを放棄したのはたったの93人。しかもその空きは待機リストの希望者が購入し、すぐさま埋められたという。このため、来シーズンもドルトムントが観客数で首位に君臨する可能性は極めて高いものと思われる。

 同クラブの圧倒的な集客力はたいしたものだが、他のクラブも負けてはいない。そもそもブンデスリーガは過去何年間も観客動員数で世界一をキープしているリーグであり、どの会場も基本的に人で溢れかえっているのだ。

 例えば、先述のランキングで5位に入ったバイエルンは、アリアンツ・アレナがオープンした2005-06シーズン以降の10年間で、満員御礼にならなかったのは2006-07シーズンの2試合だけ。残りの168試合は全てチケットが完売している。

 そして過去15年間のブンデスリーガを見ると、1シーズンの全ホームゲームで満員となったのはバイエルン以外にも2クラブあり、レヴァークーゼンが2002-03シーズンから3季連続で、そしてマインツが初のブンデスリーガ参戦となった2004-05シーズンに記録した。

 意外にも、ルール地域の人気クラブであるドルトムントや、日本代表DF内田篤人所属のシャルケ、2000年代に攻撃サッカーで黄金期を築いたブレーメンなどは、2000年以降で“1シーズン全試合完売”を経験しておらず、それぞれの最高はドルトムントが15試合(2013-14)、シャルケが16試合(2001-02)、ブレーメンは11試合(2009-10、2010-11)だった。(ホームゲームは1シーズン17試合)

 逆に、この15年間でシーズンを通じて1度も完売を達成できなかったクラブもわずかながらに存在しており、1つは2001-02のコットブスで、もう1つは2002-03の1860ミュンヘン。つまり2003-04以降は、強豪から昇格組まで全ての1部クラブが、1シーズンに少なくとも1回は満員を経験していることになる。

 2014-15シーズンの平均観客数ブンデス上位9クラブは以下の通り。(※2位以下は専門誌『キッカー』より)

1位:ドルトムント(平均8万424人、完売14試合)
2位:バイエルン(平均7万2882人、完売17試合)
3位:シャルケ(平均6万1577人、完売9試合)
4位:ハンブルガーSV(平均5万3251人、完売6試合)
5位:シュトゥットガルト(平均5万711人、完売3試合)
6位:ボルシアMG(平均5万659人、完売7試合)
7位:ヘルタ・ベルリン(平均5万184人、完売1試合)
8位:ケルン(平均4万8329人、完売7試合)
9位:アイントラハト・フランクフルト(平均4万7617人、完売5試合)

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