2015.05.26

マインツ、誠意の8時間来日で武藤争奪戦に勝利か…女子人気アップにも期待

武藤嘉紀
FC東京に所属する武藤嘉紀 [写真]=瀬藤尚美

 日本代表のチームメイトでもあるFW岡崎慎司が所属するマインツへの移籍が噂されるFC東京の武藤嘉紀について、26日付のドイツ紙『ビルト』は、マインツのマネージャーを務めるクリスチャン・ハイデル氏が0泊2日の武藤詣でを敢行したことで、獲得を巡るライバルのレヴァークーゼン、チェルシーを振り切ることに成功したと報じている。

 同紙は『ハイデルは、いかにしてチェルシーとフェラー(レヴァークーゼンのスポーツディレクターであるルディ・フェラー氏のこと)を振り切ったか』とのタイトルで、ハイデル氏の弾丸東京往復の詳細を紹介した。

 それによると、ハイデル氏は午前中の便でフランクフルトを発ち、東京へ。まずは武藤本人と、続いてFC東京と交渉。ドイツへのフライトは12時間かかるが、同氏は日本に泊まることなく、その日のうちにドイツへ戻ったという。

「(日本の)街を見ることもほとんどできなかったね。たった8時間しかいなかったのだから」というハイデル氏の言葉からは、日程の強行ぶりがうかがえる。

 同氏は、地元紙『Allgemeine Zeitung』に対し、武藤について「聡明で自信を持った若者だ」と答え、好印象を得たことを明かしている。

 まだ正式発表には至っていないものの、『ビルト』紙は「レヴァークーゼンも獲得に乗り出し、チェルシーに至っては500万ユーロ(約6億7000万円)の移籍金を提示。だが、小さなクラブのマインツが、このサイドアタッカーをわずか280万ユーロ(3億7000万円)で手に入れる!」と、事実上のマインツ勝利宣言を展開。

「レヴァークーゼンよりも先、そしてチェルシーよりも賢かった。レヴァークーゼンは、すでにマインツが触手を伸ばしていたところに参戦。チェルシーとは違って、ハイデルは自ら日本に行った」と続け、マインツが早くから目をつけていたことと、誠意を持って賢く立ち回ったことを勝因に挙げた。

 記事に使われた武藤の写真には、「日本ではティーンエイジャーにモテモテ。来シーズンからがマインツガールズの声援に応える」との一言が添えられ、女子人気アップにも期待がかかっているようだ。

 また同紙は、武藤同様に去就が注目される岡崎についても言及。ハイデル氏は「イングランドのマーケットは動きが遅いので分からないが、契約を延長する、しないに関わらず、シンジが残ってくれるのであればうれしい」と話し、岡崎残留を望んでいた。

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