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バイエルン育ちのミュラー、過熱するクロップ待望論に“待った”をかける

2015.05.25

バイエルンのグアルディオラ監督(左)とミュラー(右)[写真]=Getty Images for FC Bayern

 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントを、今シーズン限りで退団することが決まっているユルゲン・クロップ監督。チームの低迷に自ら身を引いた形だが、指揮官としての手腕は高く評価され、引く手あまただ。

 クロップ監督のキャリアアップを考えれば、ドイツ国内で真っ先に挙がるのはバイエルンだが、同クラブ所属のドイツ代表DFジェローム・ボアテングは『Sport1』に対し、「彼はとてもいい監督。実現するかどうか、興味があるね」と、その可能性を否定しなかった。

 フランツ・ベッケンバウアー名誉会長が、「クロップ氏が我々にとって常にテーマであることは変わらない」と発言するなど、バイエルンならではの厳しい監督条件もクロップ監督はクリアしている。

 クロップ監督自身、23日に衛星放送『Sky』のインタビューで、「バイエルンの監督に就任することを想像できるか?」と問われて、「もちろん。想像してはいけないということはないよね? 監督なんて、自らクラブを探して“ここはダメ、あそこはダメ”なんて言えるものではないのだから」と答えており、まんざらでもない様子。

 ただ、「ドルトムントから直接バイエルンというのは難しいし、それはバイエルンも分かっているだろう」と続け、両クラブの微妙な関係やファン心理にも配慮する姿勢を忘れなかった。

 こうした、クロップ待望論ともいえる周囲の動きに待ったをかけたのが、ドイツ代表FWトーマス・ミュラーだ。「現在、我々には監督がいるのだから、このテーマに対しては、もっとリスペクトを持つべき」と、来シーズンまで契約を残すジョゼップ・グアルディオラ監督への敬意を呼びかけている。

 ミュラーは、バルセロナ相手に0-3の完敗を喫した6日のチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグで、後半途中に交代を命じられると、グアルディオラ監督に激しい怒りをぶつけ、そのシーンは“両者のもめごと”として大きく取り上げられた。

 だが、やはりここは10歳からバイエルンで教育を受けてきたミュラー。チームのエースとして自覚十分の発言で、雑音をシャットアウトしようとしている。

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