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ケルン指揮官が大迫に格別な褒め言葉「獲得した理由を示してくれた」

2015.05.12

大迫(右)を称賛するシュテーガー監督(左) [写真]=Bongarts/Getty Images

 日本代表FW大迫勇也とMF長澤和輝の所属するケルンは、9日に行なわれたブンデスリーガ第32節で同代表DF内田篤人が所属するシャルケに2-0で勝利し、1部残留を決めた。

 絶大な人気を誇る名門クラブの1部定着への第一歩に大きな貢献を果たしたのが大迫と長澤だ。11日付のドイツ誌『キッカー』が、ペーター・シュテーガー監督の両選手への称賛の言葉を伝えている。

 同誌は、「苦しんだシーズンの中、終盤になって高いテクニックと柔軟なプレーでチームに重要なアクセントを与ると、残留に大きく貢献」と、苦しい状況からはい上がってきた両選手を高く評価。

ケルン、そしてブンデスリーガ1部のサッカーに馴染むのにもがいた」と紹介された大迫には、シュテーガー監督からの次のような“格別な褒め言葉”があったと伝えている。

「ユウヤは、素晴らしい試合をした。この数週間の間に、我々が彼を(1860ミュンヘンから)獲得した理由を示してくれた。昨秋は苦しみ、多くの批判にさらされたが、それに対して正しい解答を出した。来シーズンのケルンをけん引してくれる選手であることを見せてくれたね」

 批判に耐えただけでなく、それを力で黙らせた新戦力を称賛し、チームを引っ張る存在としての期待もかけていることがうかがえる。

 一方、昨シーズンのウィンターブレーク中に加入すると、シーズン終盤にはレギュラーに定着し、ケルンの1部復帰の立役者の1人となった長澤。

 今シーズンは負傷や体調で長期離脱を強いられたことで、先発出場3試合にとどまっているが、シュテーガー監督は、「今シーズン中にカズキが戦列に復帰できたことがうれしい」とコメント。昇格を決めた第32節で『キッカー』誌のベストイレブンにも初選出された23歳のカムバックを、指揮官が喜ぶ様子を伝えている。

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