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場外ダービー戦勃発…トゥヘル氏がケディラを連れてドルトの監督就任か

2015.04.16

トゥヘル氏(左)とケディラ(右) [写真]=Bongarts/Getty Images, Real Madrid via Getty Images

 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのユルゲン・クロップ監督の後任として、最有力とみられているトーマス・トゥヘル氏が、すでにドルトムントの来シーズンのチーム構想に着手しており、その中に、レアル・マドリード所属のドイツ代表MFサミ・ケディラが含まれていると、ドイツ紙『ビルト』が報じた。

 同紙によると、トゥヘル氏はすでにケディラに対して、来シーズンからドルトムントでプレーする意志の有無を確認したという。

 ケディラといえば、ドルトムントの宿敵シャルケが獲得に動いていることは周知の事実。シャルケは、会長、スポーツディレクターに続き、ロベルト・ディ・マッテオ監督も獲得の希望を明らかにするなど、チーム一丸となって熱心な勧誘を展開している。

 これほどの熱意を持って獲得に乗り出しておきながら、よりによってドルトムントに横取りされることになれば、シャルケの面目丸つぶれどころでは済まされないだろう。
ケディラを巡る場外“ルール・ダービー”からも目が離せなくなりそうだ。

 また、ハンブルガーSVが13日にトゥヘル氏に対し、2019年までの契約と320万ユーロ(約4億円)の年棒、さらには2019年までの4シーズンに総額2500万ユーロ(約31億8000万円)の新戦力獲得資金など、細部を詰めた契約を提示する予定だったが、直前になって同氏の代理人側から考える時間を欲しいとの連絡を受けたことも伝えられている。

 こうした動きに対しハンブルガーSV側が激怒し、ブルーノ・ラッバディア氏を新監督に迎えることになったとし、すでに週明けにはトゥヘル氏とドルトムントの交渉が進んでいたのではないかと推測している。

 トゥヘル氏は、マインツ時代と同様に、クロップ監督の後釜に直接収まる意志はなかったとのこと。しかし、ドルトムントとの交渉の中で、クロップ監督自らが後継者としてトゥヘル氏を推薦したことで、状況は変わったとしている。

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