ハットトリックを達成したシャルケFWチュポモティング(右) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第14節が6日に行われ、日本代表DF酒井高徳が所属するシュトゥットガルトと、同代表DF内田篤人が所属するシャルケが対戦した。
17位に沈むシュトゥットガルトが、ホームに6位のシャルケを迎えての一戦。内田は先発出場で、酒井はベンチスタートとなった。
試合は開始直後の1分に動く。左サイドでFKを獲得したシャルケは、ゴール前にボールを送ると、エリック・マキシム・チュポ・モティングが右足で合わせてゴール。シャルケが幸先よく先制点を獲得した。さらに10分、エリア内左に抜け出したマックス・マイヤーがシュートを試みるが、DFがブロック。しかし、こぼれたボールは浮き球となり、飛び出していた相手GKを越えると、そのままマイヤーがライン際の角度のないところからヘッドでゴールに流し込み、追加点となった。
21分に右からのCKを獲得したシャルケは、マークを外してフリーとなったチュポ・モティングがヘッドで合わせると、ゴール右に突き刺さり、シャルケがリードを3点に広げた。24分、右サイドで高い位置をとっていた内田は、DFの裏をとりエリア内右に抜け出す。中央へ送ればゴールとなりそうな場面だったがオフサイドの判定となった。
前半の終盤にもチャンスがあったシャルケだが、このままスコアは動かず、3-0で折り返した。
後半に入って60分にシャルケは、左サイドのクリスティアン・フクスのクロスに、ファーサイドを走り込んできたトランクイロ・バルネッタが合わせるが、相手GKが好セーブ。しかし61分、右サイドからのクロスに、またもエリア内中央のチュポ・モティングがヘッドで合わせると、ボールはゴール左に決まり追加点。シャルケは4点目で、チュポ・モティングはハットトリックを達成した。
83分にシュトゥットガルトは、マーティン・ハルニックがDFラインを抜け出し、GKと1対1でシュートを放つが、これはGKラルフ・フェールマンがセーブした。
試合はこのまま終了。2試合連続の4ゴールを奪ったシャルケが、シュトゥットガルトを4-0で下し、3連勝を決めた。なお、内田はフル出場し、酒井高徳に出番はなかった。
【スコア】
シュトゥットガルト 0-4 シャルケ
【得点者】
0-1 1分 エリック・マキシム・チュポ・モティング(シャルケ)
0-2 10分 マックス・マイヤー(シャルケ)
0-3 21分 エリック・マキシム・チュポ・モティング(シャルケ)
0-4 61分 エリック・マキシム・チュポ・モティング(シャルケ)