大けがから復帰を果たしたドルトムントのDFスボティッチ [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは16日、セルビア代表DFネヴェン・スボティッチのドキュメンタリー映画『Neven - Geschichte eines Comebacks(ネベン-復活の物語)』の試写会を行った。
スボティッチは、2013年11月9日に行われたヴォルフスブルク戦で右ひざ後十字じん帯と内側側副じん帯を損傷し、昨シーズン後半は戦線を離脱。スボティッチは今年7月、約8カ月ぶりの実戦復帰を果たすと、今シーズンはここまでリーグ戦8試合に出場している。
同映画は、スボティッチが負傷してから復帰するまでに密着し、リハビリの様子を63日間にわたり取材。今回のプレミア試写会には150人以上が参加した。
初めて完成した映画を観たスボティッチは、「とても感動した。非常に良い映画だったよ」とコメント。ユルゲン・クロップ監督も駆けつけ、「素晴らしい映画だった。最初から最後まで見入ってしまったよ」と感想を述べた。
負傷時に「心配ない。もっと強くなって戻ってくる」と力強く語っていたスボティッチ。クロップ監督は、「映画の中で私が言っていたように、けがはその選手にとってふさわしい時期に起こる。その時間は人として成長するためのチャンスであり、ネヴェンはそのチャンスを見事に活かした。彼がまだ25歳だということを忘れてはいけない。この映画でネヴェンの人生観に触れれば、30代半ばだと勘違いしてしまうよ」と、スボティッチの復帰を喜ぶとともに、同選手の人格を称賛している。