1ゴールを決めたマインツFW岡崎慎司 [写真]=Bongarts/Getty Images
ドイツの各地元メディアは、ブンデスリーガ第10節における日本人選手の採点と寸評を発表した。
ブレーメンとの対戦に先発フル出場し、1ゴールを挙げたマインツのFW岡崎慎司が「3」の評価を受けている。その他の選手は低評価で、フル出場したケルンのFW大迫勇也には「1対1では弱さが出た」、途中出場したヘルタ・ベルリンのFW原口元気には「全体的に精彩を欠いていた」との寸評となった。
採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり(最高点1、最低点6)
■岡崎慎司(マインツ)
対ブレーメン戦(1-2●)フル出場、1ゴール
『Allgemeine Zeitung』
採点:3
寸評:フォワードとして最高のスタートを切る。3分、ブレーメンのDF3人に押し込まれながらも先制点を決めた。6分には、相手GKヴォルフがファインセーブで切り抜けるシュートを見舞う。その後、71分にもゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定となった。それ以外は試合に絡めなかった。
■大迫勇也(ケルン)
対フライブルク戦(0-1●)フル出場
『EXPRESS』
採点:5
寸評:ぼんやりしているかと思えば、慌ててふためいて動き始める。ポストをかすめるシュートが2本。1対1では弱さが出た。
『Kölner Stadt-Anzeiger』
採点:3.5
寸評:ハーフタイム直前と61分にゴール手前からシュートを放つ場面があったが、全体を通じて試合にはあまり絡めなかった。
■細貝萌(ヘルタ・ベルリン)
対パーダーボルン戦(1-3●)先発出場、63分に交代
『Sportal.de』
採点:4
寸評:最初の失点のシーンで、ウーヴェ・ヒューネマイヤーのヘディングが細貝の足に当たり、そのままマーヴィン・バカロルツの足元に行ってしまったのは不運だった。競り合いでも、いい動きが出せなかった。しかしながら何度となく走り込み、手堅いビルドアップを可能にした。
■原口元気(ヘルタ・ベルリン)
対パーダーボルン戦(1-3●)66分から途中出場
『Sportal.de』
採点:4
寸評:試合に活気を与えるべく、66分に投入された。懸命に動き、積極的に走ったが、全体的に精彩を欠いていた。
■長谷部誠(フランクフルト)
対ハノーファー戦(0-1●)先発出場、62分に交代
『Frankfurter Rundschau』
採点:Schwächelnd(低調)
寸評:パスミスを繰り返し、混乱していた。刺激を与えることも、方向性もなかった。散々な午後だった。
■田坂祐介(ボーフム/2部)
対1860ミュンヘン戦(0-3●)先発出場、67分に途中交代
『Revier Sport』
採点:5
寸評:運動量をこなしたが、わずかなインパクトしか与えられなかった。とにかく、本来の力のわずかしか出せていない。2回ほどシュートチャンスもあったが、そこでもたついてしまった。チームの助けにはならず。