去就が注目されているロイス [写真]=Bongarts/Getty Images
バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEO(最高経営責任者)が、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのドイツ代表MFマルコ・ロイスの獲得を考えていることを初めて公に認めたと、ドイツ紙『ビルト』が報じた。
21日に敵地で行われるチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節のローマ戦を前に、同CEOは口を開いた。
「正直に言おう。我々はこの(ロイス獲得の)件についてゆっくりと慎重に内部で議論し、決定を下す。そして最後には、その選手も決定を下さなければならない。彼の移籍に関する付帯条項は知られている。これ以上は言えない」
ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキらの相次ぐ移籍により、ドルトムントとバイエルンの関係は急速に悪化。今春には「その振る舞いにより、両クラブが緊張関係になっていることをルンメニゲは分かったほうがいい」と、ドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOが公式に非難していた。
ロイスとドルトムントの契約は2017年まで残っているが、『ビルト』などはこれまでにも「ロイスを残留させるにはタイトル獲得が不可欠」と記している。仮にドルトムントが今シーズン無冠に終われば、ロイスの去就はさらに不透明なものとなりそうだ。