試合後、会見場を後にするクロップ監督 [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
MF香川真司とMF丸岡満の所属するドルトムントは、20日に行われたブンデスリーガ第4節で、FW岡崎慎司の所属するマインツと対戦。アウェーで、0-2と敗戦を喫した。
ユルゲン・クロップ監督にとって、現役時代と指導者としても在籍した古巣との対戦。試合前は、「常に彼らの健闘を祈っているが、年に2度対戦するときは負かしてやりたい」と意気込んでいたが、完封負けに終わった。
指揮官は試合後、日本語版クラブ公式HP上で「チャンスをモノにしていれば、内容に見合う結果を残せていたはず」と語ったが、「まずい守備が2度あり、負けるべくして負けてしまった」と潔く敗戦を受け入れた。
クロップ監督にとっては、「先制点がマインツを勢いづけ、我々は追加点を奪われた上にPKを止められてしまった。全てが裏目に出た試合」と嘆く苦い古巣戦となった。一方、マインツのドイツ人MFヨナス・ホフマンは、「嬉しい一日になった。この勝利はまったく予想していなかったからね」と喜ぶ。
今シーズン開幕直後、ドルトムントからレンタル移籍でマインツにやってきた22歳は、今試合でも先発出場すると、87分までプレー。「守備も本当にうまくいって、多くのチャンスを与えなかった。猛攻を受けた終盤は運に恵まれたけど、最終的には2点のリードが大きくモノをいったね」と、勝因を口にする。
今月1日の加入だったが、「チームとして最高のパフォーマンスで、一丸となったときの強さを示すことができた」とコメント。新天地にも、すっかり馴染んだ様子だ。