開幕戦で敗れた後のシャルケMFボアテング [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表DF内田篤人が所属するシャルケは、30日に行われるブンデスリーガ第2節でバイエルンと対戦する。昨シーズンの2冠王者を相手に、本来のスターティングメンバーを大幅に欠いた布陣で臨まなければならないかもしれないと、ドイツ紙『Revier Sport』が26日に伝えている。
23日に行われた開幕節のハノーファー戦(1-2で敗戦)で先発出場した選手のうち、前半で途中交代したボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFセアド・コラジナツは右ひざの前十字じん帯断裂を負い、長期離脱が決定。ドイツ人GKラルフ・フェールマンとカメルーン代表DFジョエル・マティプ、ガーナ代表MFケヴィン・プリンス・ボアテング、そしてオランダ代表FWクラース・ヤン・フンテラールという中央の柱4人が、26日の練習を欠席している。
同紙によれば、マティプはランニング中心の個人メニューを消化し、残りの3人は治療やリハビリに努めたという。イェンス・ケラー監督は、「週末までには全員が元気になって戻ってくることを望む」と、話しているそうだが、果たしてどれだけのメンバーがコンディションを整えた状態で試合に出場できるかは不明だ。
クラブの生え抜き選手、ドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーも危機感を募らせ、同紙の取材に以下のように答えている。
「DFBポカール1回戦で敗退し、続くブンデスリーガ開幕戦でも負けてしまえば、ポジティブなことは話せないね。そしてこの状況で、次の相手がバイエルンというのも、あまり望ましくないことだ。でも、例え過去数シーズンで彼ら相手に良い試合をできなかったとしても、チャンスはある。今こそみんなで力を合わせて、ネガティブな流れを断ち切らなければならない」