加入2年目のモナコで躍動する南野拓実 [写真]=Getty Images
モナコは19日、日本代表FW南野拓実がUNFP(フランスプロサッカー選手連盟)選出の8月のリーグ・アン月間最優秀選手賞(MVP)を受賞したことを発表した。
現在28歳の南野は昨年夏にリヴァプールからモナコへ完全移籍で加入。初年度は新たな環境への適応に苦戦し、公式戦25試合出場1ゴール4アシストという成績に留まったが、2年目の今シーズンはザルツブルク時代に指導を受けたアドルフ・ヒュッター監督の下で開幕から好調を維持している。
2シャドーの一角を担う南野は、現地時間12日に行われたクレルモンとのリーグ・アン開幕節で1アシストを記録すると、第2節ストラスブール戦では2ゴール1アシストを記録しチームの連勝に貢献。続く第3節ナント戦でも1ゴールを挙げるなど、8月に行われたリーグ戦3試合で合計3ゴール2アシストをマークする活躍を見せた。
この活躍が高く評価され、南野はパリ・サンジェルマン(PSG)所属のウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテやモンペリエ所属のヨルダン代表FWムサ・アル・ターマリを抑え、UNFP選出のリーグ・アン月間MVPを受賞。日本人選手が同賞に輝くのは、当時ル・マンに在籍していた元日本代表MF松井大輔(現:Y.S.C.C横浜)が2005-06シーズンに受賞して以来、2人目の快挙となっている。
攻撃の中心的役割を担い、リーグ首位を快走するチームを牽引している南野。ヒュッター監督も「タキ(南野)は非常に良いプレシーズンを過ごし、ハードワークしていた。コンディションは日に日に良くなり、序盤戦ではゴールとアシストで決定的な活躍を見せている。彼は自信を取り戻し、そのプレースタイルや動きで我々のチームを大いに助けてくれている」とパフォーマンスを高く評価している。
なお、南野は9月に入っても第4節RCランス戦で1アシストをマークするなど好調を維持。28歳の日本代表アタッカーが牽引するチームは、現地時間22日に行われる第6節でニースを本拠地に迎える。
By サッカーキング編集部
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