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エンバペがメッシの扱いに苦言…「フランスで相応の敬意を払われていなかった」

2023.06.15

イタリア紙のインタビューに応じたエンバペ [写真]=Getty Images

 パリ・サンジェルマンに所属するフランス代表FWキリアン・エンバペは、インテル・マイアミに移籍したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、PSG所属時にフランス国内から受けていた扱いに納得していないようだ。14日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 同紙のインタビューに応じたエンバペは、メッシが「フランスで相応の敬意を払われていなかった」と述べながら、一部のファンへ苦言を呈した。先月3日には、サポーター集団がPSGのクラブ本部前で抗議活動を実施し退団を訴えるなど、同クラブ在籍時に度々非難の的となってきたメッシだが、エンバペは“史上最高の選手”に対する過激な行動に疑問を呈した。

 エンバペは、「史上最高の選手について話しているんだ。メッシのような選手が去ることは、決して良いニュースではない」と自身の考えを明かしつつ、「個人的には、なぜ多くの人がメッシの退団に安堵したのか、よく理解できない。メッシは尊敬されるべき存在なのに、フランスではその敬意を受けることができなかった。残念なことだけど、そうなってしまった」と発言し、PSG時代にメッシが不相応な扱いを受けてきたことに疑問を感じていたことを明かした。

 また、「メッシの穴は埋めがたいものである」と前置きしながら、「クラブは彼の後任確保のため、できる限りのことをしなければならない」と、目標でもあるチャンピオンズリーグ制覇に向け、補強の必要性を強調した。

 現在35歳のメッシは、2000年に母国アルゼンチンを離れてバルセロナの下部組織に入団し、2004年にトップチームデビュー。その後はともにクラブ歴代最多となる公式戦通算778試合出場と通算672ゴールを記録するなど、在籍した約17年で、4度のチャンピオンズリーグ優勝や10度のラ・リーガ制覇など合計35個のタイトル獲得に貢献してきた。

 2021年夏にバルセロナからの退団が決まり、PSGへ完全移籍加入。PSGでは公式戦通算で75試合出場32ゴールを挙げていたが、来季からはインテル・マイアミでプレーすることが決まっている。

By サッカーキング編集部

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