昨シーズンまでドルトムントを率いていたトゥヘル氏 [写真]=TF-Images/Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)は14日、トーマス・トゥヘル氏の新監督就任を発表した。契約期間は2年。
パリ・サンジェルマンは今シーズン開幕前、ブラジル代表FWネイマールや同DFダニエウ・アウヴェス、フランス代表FWキリアン・ムバッペらを獲得。大型補強を敢行すると、リーグ・アンとクープ・ドゥ・ラ・リーグ(フランスリーグ杯)、クープ・ドゥ・フランス(フランス杯)の国内3冠を達成した。
一方、初制覇が期待されたチャンピオンズリーグ(CL)では決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリードを相手に2試合合計2-5で敗退。先月末にウナイ・エメリ監督の退任が発表され、後任人事に注目が集まっていた。
トゥヘル氏は1973年生まれの44歳。シュトゥットガルトやアウクスブルク、マインツの育成年代やBチームなどの指揮を歴任した後、2009年からマインツのトップチームを率いた。2015年夏にはドルトムントの監督に就任し、昨シーズンはDFBポカール制覇とブンデスリーガ2位フィニッシュを遂げたものの、昨年5月末に退任。2017-18シーズンは所属クラブがなかった。
監督就任にあたり、トゥヘル氏は「世界的に偉大なクラブであるパリ・サンジェルマンに加わることができて、大いなる喜びと誇り、そして野心を抱いている。素晴らしい選手たちとともに仕事をすることを楽しみにしている。スタッフとともに、このクラブを国際レベルの最上位へと押し上げる手助けをするため、全てを注ぎたい)と抱負を語っている。
国内では圧倒的な強さを誇示したパリ・サンジェルマン。新指揮官の下、欧州の舞台でもタイトルを獲得することはできるだろうか。