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パリSGは首位リヨンとドロー…終始攻めこむも得点はイブラPKのみ

2015.02.09

リヨン戦で得点を決めたイブラヒモヴィッチ(中央) [写真]=Getty Images

 リーグ・アン第24節が8日に行われ、リヨンとパリSGが対戦した。

 ここまで23試合を消化し勝ち点49で首位に立つリヨンは、第22節のメス戦で21ゴールをあげるエースのフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットが負傷。第23節ではモナコとスコアレスドローに終わった。一方、昨シーズン王者の3位パリSGは、2015年初戦のバスティア戦に敗れるなど今ひとつ調子が上がらないが、リヨンに追いつくためにも負けられない一戦となった。

 試合は7分、チアゴ・シウヴァが低い位置からロングボールを出すと、ゴール前でズラタン・イブラヒモヴィッチが胸トラップからボレーシュート。これがネットを揺らし、早々にパリSGが先制かと思われたが、わずかに飛び出しが早くオフサイドの判定に終わる。

 一方のリヨンは11分、コランタン・トリッソがゴール前25メートルの位置からミドルシュート。しかしわずかに枠の左に外れた。

 直後の12分、リヨンはマクシム・ゴナロンの横パスがイブラヒモヴィッチにカットされ、一気にカウンターのピンチに。イブラヒモヴィッチはペナルティエリア右に走りこんだエディンソン・カバーニにラストパス。しかし、リヨンの守護神アントニー・ロペスがなんとか防ぎ難を逃れる。続く22分、パリSGは右コーナーキックを獲得すると、ティアゴ・モッタのクロスをニアのカバーニがすらし、ゴール前のダヴィド・ルイスがヘディングシュート。しかしわずかに枠を捉えきれない。

 パリSGがチャンスを決めきれない中、先制したのはホームのリヨンだった。31分、右サイドのジョルダン・フェッリがアーリークロスを入れると、クリントン・ヌジエがヘディングで落とす。エリア内でボールを受けたナビル・フェキルがラストパスを送ると、再びボールを受けたヌジエがダイレクトボレーで突き刺し、リヨンが先制ゴールを奪った。その後スコアは動かず、1-0で前半を折り返す。

 後半に入ってもパリSGの攻勢は変わらない。50分、マクスウェルが左サイドからクロスを上げると、中央のイブラヒモヴィッチがヘディングシュート。しかし、ロペスがゴールを割らせない。54分にも、マクスウェルのクロスをイブラヒモヴィッチが頭で合わせるが、ロペスが好セーブを連発する。

 得点が奪えず苦しい展開のパリSGだったが、遂に好機が訪れる。69分、ペナルティエリア内でこぼれ球を拾ったマルコ・ヴェッラッティがリンジー・ローズに倒され、ペナルティキックの判定に。キッカーはエースのイブラヒモヴィッチ。右下を狙ったシュートにロペスが反応しセービング。イブラヒモヴィッチは天を仰ぐ。しかし、キックの前にロペスが飛び出していたことでやり直しが命じられる。イブラヒモヴィッチは2度目のキックをきっちりと左上に蹴りこみ、パリSGが遂に同点に追いついた。

 追いつかれたリヨンは73分、ゴール前のパスに反応したフェキルが、マルキーニョスと身体を入れ替えGKサルヴァトーレ・シリグと一対一になりかけたが、ここはシリグが身体を張って阻止し、得点には至らない。

 結局このまま試合終了のホイッスルが吹かれ、首位攻防戦は1-1のドローに終わった。

 リヨンは勝ち点を50に伸ばし、3位パリSGは勝ち点差2の48でこれを追う。

【スコア】
リヨン 1-1 パリSG

【得点者】
1-0 31分 クリントン・ヌジエ(リヨン
1-1 69分 ズラタン・イブラヒモヴィッチ(PK)(パリSG)

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