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イブラ2発、PK失敗も…王者パリSG、リーグ開幕戦はドロー

2014.08.09

2得点を挙げたイブラヒモヴィッチ [写真]=Getty Images

 2014-15シーズンのリーグ・アンが8日に開幕した。2連覇中の王者、パリSGは敵地でランスとの開幕戦に臨んだ。

 クラブ史上初の3連覇を狙うパリSGは、敵地での開幕戦に向けてエースのズラタン・イブラヒモヴィッチやキャプテンのチアゴ・シウヴァ、エディンソン・カバーニなど、昨シーズンの主力を揃って起用した。その一方で、今夏にチェルシーから加入したダヴィド・ルイスは招集外となり、同じく新加入のセルジ・オーリエもベンチスタート。そのほかでは、ブラジル・ワールドカップ出場組で調整の遅れているエセキエル・ラベッシやブレーズ・マテュイディが欠場となった。

 満員のオーギュスト・ドローヌで幕を開けた2014-2015シーズンのリーグ・アン。立ち上がりから相手を押し込むパリSGは、開始7分に先制点を奪う。高い位置でボールを奪ったハビエル・パストーレのスルーパスに抜け出したイブラヒモヴィッチが、GKとの一対一を制した。

 イブラヒモヴィッチのオープニングゴールで勢いに乗るパリSGは、その後も畳みかける攻めを見せる。15分過ぎにはルーカス・モウラやイブラヒモヴィッチが、それぞれペナルティーエリア内でGKと一対一の場面を迎えるが、この決定機を決めきれない。さらに19分には幸運な判定からPKを得るが、キッカーのイブラヒモヴィッチが放ったシュートはコースが甘く、相手GKに止められてしまう。

 すると、再三の決定機を追加点に結び付けられないパリSGは、ここからまさかの展開を強いられる。22分、自陣右サイドで与えたフリーキックから壁にディフレクトしたボールがGKとディフェンスラインの間に入ると、これをプリンス・オニアングに押し込まれ、同点ゴールを献上。さらに35分には攻撃から守備の切り替えの拙さからアントワン・デヴォーとガエタン・シャルボニエの2人に完璧に崩されて、デヴォーに逆転ゴールを許してしまった。

 まさかの1点ビハインドで前半を終えたパリSGは、後半立ち上がりから攻勢を見せる。しかし、この後半もカバーニらが再三の好機をモノにできない。それでも、攻め続けるパリSGは62分にようやく追いつく。ペナルティーエリア左に抜け出したイブラヒモヴィッチが角度のないところから放ったシュートをGKジョニー・プラシデが弾ききれず、ボールがゴールラインを割った。

 その後、勝ち越しゴールを目指すパリSGはジャン・クリストフ・バエベックを投入し、試合終盤にかけて猛攻を仕掛ける。だが、粘り強い相手の守備を最後まで崩しきることはできず、試合は2-2のままタイムアップ。3連覇を目指すパリSGの2014-2015シーズンは、まさかのドロースタートとなった。

【スコア】
ランス 2-2 パリSG

【得点者】
0-1 7分 イブラヒモヴィッチ(パリSG)
1-1 18分 オニアング(ランス)
2-1 35分 デヴォー(ランス)
2-2 62分 イブラヒモヴィッチ(パリSG)

(記事/超ワールドサッカー)

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