プーマは31日、『EURO 2021 NATIONAL KIT』として、イタリア、オーストリア、チェコ、アイスランド、セルビア、スイスの代表ユニフォームを発表した。
新型コロナウイルスの影響で開催が2021年に1年延期となったユーロ。同大会に向けたモデルとなっており、プーマは「クラシックなアイデンティティとモダンなデザインを融合させました。それぞれの歴史や文化から着想を得た独特のデザイン要素が用いられ、大胆で華やかなグラフィックに再解釈されています」と、コンセプトを説明している。
以下、リリースの通り。
■オーストリア
オーストリアのホームキットは、クラシックなレッドにホワイトスリーブのコントラストが印象的。グラフィック全体が伝統的なアルプスの民族衣装を表現しています。様式化されたパターンは、芸術家集団 「ウィーン分離派」が推し進め、19世紀末に全ヨーロッパで流行した美術運動「アールヌーヴォー(新しい芸術様式)」から影響を受けています。
■チェコ
チェコのホームキットは、スラヴ人の自由の象徴である菩提樹をモチーフにしたプリントを伝統的なレッドのユニフォーム全面に施しています。
■アイスランド
アイスランドは、海底プレートの境に位置しており、地表から噴出する玄武岩の溶岩が、特殊な色や地形を形成し、壮大な自然をつくりだします。アイスランドサッカー協会(KSI)のホームユニフォームは、そんなアイスランドの火山活動と自然の美しさに触発されたデザインが特徴的。ユニフォームには、アイスランドの守護霊を表したKSIのロゴに加え、雄牛、巨人、ハゲタカ、ドラゴンのモチーフを用いています。
■イタリア
ピッチの内外で国際試合に絶えず大きな影響を与えてきたイタリアのサッカー。鮮やかなブルーのユニフォームは、イタリア文化を定義づける芸術や建築からインスパイアされ、ルネサンス期の豪華絢爛なパターンをモダンで幾何学的なグラフィックで表現しています。
■セルビア
セルビアのホームキットは、セルビアの民族衣装、芸術、建築にみられる伝統的なテキスタイルパターンを採用。ユニフォームには、セルビアの国民的英雄である、電気技師兼発明家のニコラ・テスラにオマージュを捧げ、鮮やかなレッドに電流を思わせるデザインが施されています。
■スイス
スイスの新ホームキットは、「スイススタイル」、別名「国際タイポグラフィー様式」と呼ばれる象徴的なグラフィックデザイン様式を用い、抽象的かつ大胆でシンプルなグラフィックに仕上がっています。
By サッカーキング編集部
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