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ポルトガルの18歳新星、実際は24歳?…R・サンチェスの年齢に疑惑

2016.07.05

年齢についての疑惑を報じられたレナト・サンチェス [写真]=AMA/Getty Images

 ポルトガル代表の一員としてユーロ2016に出場しているMFレナト・サンチェス(ベンフィカからバイエルンへ移籍)について、年齢に関する疑惑が持ち上がった。18歳とされている同選手だが、実際は23、24歳である可能性が浮上。スペイン紙『アス』が4日に報じている。

 R・サンチェスは2015-16シーズンまでベンフィカでプレーし、5月10日にバイエルンへの移籍が発表された。契約期間は5年間、移籍金は3500万ユーロ(約39億7000万円)と報じられている。同選手の活躍次第では最高で4500万ユーロ(約51億1000万円)を追加で支払う条項も盛り込まれたという。

 18歳の若さでポルトガル代表メンバーにも名を連ね、ユーロ2016では準々決勝終了時点で5試合中4試合に出場しているR・サンチェス。6月30日に行われた準々決勝ポーランド代表戦では同点ゴールを挙げ、PK戦では2人目のキッカーを務めて成功させた。同試合と6月25日に行われたラウンド16のクロアチア代表戦、2試合続けてマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出されている。

 しかし今回、R・サンチェスの年齢に関する疑惑が持ち上がった。発端となったのは、かつてオセールやランスなどで指揮を執ったフランス人指導者のギー・ルー氏の発言。同氏はフランスのテレビ番組に出演し、「彼は自分のことを18歳だと言っているが、我々は過去に目を向けるべきだと思う。彼の生年月日は数年遅れのものになっていて、戸籍の記載は誤りなんだ。彼は(実際は)23歳か24歳だ。確信をもって言えるよ」とコメントしている。

 同紙は、R・サンチェスの生年月日が「1997年8月18日」であることを伝えたうえで「カーボベルデ共和国の生まれであるはずだが、リスボン出身と記載されている」と記した。同紙は「両親の離別の影響などで、ポルトガルでの戸籍登録が(出生から)5年ほど遅れた可能性はあるかもしれない」と続けている。

 なお報道によれば、R・サンチェスの年齢について疑惑が持ち上がったのは今回が初めてではない。同選手はベンフィカ所属時、ライバルクラブであるスポルティング・リスボンから疑惑について言及されたことがあったようだ。当時はベンフィカが裁判所へ訴える構えを見せたことが追及の抑止力となり、疑惑は噂の域を出なかったと伝えられている。

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