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モンテネグロは敗戦扱いに…ユーロ予選でロシアGKに発煙筒直撃の騒動

2015.04.09

頭に発煙筒が直撃し倒れ込むロシア代表GKアキンフェエフ(左)[写真]=Getty Images

 8日、UEFA(欧州サッカー連盟)は3月27日に行われたユーロ2016予選第5節、グループGのモンテネグロ対ロシアの一戦が中止になった件について、処分を発表した。FIFA(国際サッカー連盟)の公式サイト『FIFA.com』が伝えている。

 同試合では、開始直後の17秒にモンテネグロサポーターがピッチに発煙筒を投げ込み、これがロシア代表GKイゴール・アキンフェエフの後頭部に直撃。試合は一時中断し、同選手は病院に搬送されていた。アキンフェエフは脳震とうと首に火傷を負ったものの幸い命に別状はなかった。

 こうした事件が発生したにも関わらず試合は再開。しかし、67分に再びスタンドから物が投げ込まれるなどの騒動が起こり、試合は打ち切られた。

 UEFAの規律委員会は、サポーターが問題を起こしたモンテネグロに対し0-3の敗戦とすることを決定。さらに罰金5万ユーロ(約700万円)に加え、UEFA主催のホームゲーム2試合を無観客試合(うち1試合は2年間の執行猶予)で行う処分を科した。

 また同委員会は、選手を避難させずに試合を続行したとして、ロシアサッカー連盟に対し2万5000ユーロ(約350万円)の罰金を命じている。

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