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「技術や個のレベルは非常に高い」スペイン2部で存在感を増すFW宮代大聖が異国での適応と昇格への決意を語る

2026.04.02

スペイン2部のラス・パルマスで挑戦を続けているFW宮代大聖

 2026年1月、ヴィッセル神戸からスペイン2部のUDラス・パルマスへと期限付き移籍を果たしたFW宮代大聖。加入から約2カ月が経過し、すでにチームの主力として存在感を示している25歳のアタッカーが、オンライン取材を通じてスペインでの生活や、激しい昇格争いの渦中にあるチームの現状を語った。

■「地図で見るよりずっと近い」島国での充実した日々

 大西洋に浮かぶカナリア諸島のクラブ、ラス・パルマス。日本からはもちろん、スペイン本土からも離れたこの地への移籍について、宮代は当初「どういった島なのだろうというワクワクと不安があった」と振り返ったが、実際に現地での生活が始まると、その不安はすぐに解消されたようだ。

「来てみたらすごくいい街ですし、街の人々やチームメイト、スタッフが温かく迎え入れてくれた。そのおかげですごくスムーズにチームに溶け込めたと感じています」。

宮代大聖

 ピッチ外では自らスーパーやカフェに足を運び、現地の生活に馴染もうと努めている。「伝えたいことが伝えられないもどかしさは最初ありましたが、数週間で慣れました。リゾート地ということもあって英語が通じる場所も多く、私生活で大きな苦労はしていません」と、適応力の高さを見せている。

■「文脈が違う」スペインサッカーの深淵

 ピッチに目を向ければ、そこには日本とは異なるフットボールの文化が根付いていた。宮代が最も違いを感じたのは、試合に向けた「準備のプロセス」。「練習から試合にどう持っていくかという流れ、いわば『文脈』が日本とは全く違う。週に1回の試合に向けたルーティーンの構築は、自分にとって大きな変化でした」と振り返る。
宮代大聖
 スペイン2部リーグのレベルについて宮代は、一部では「2部だから」と過小評価する声もあるとしながら、「一人ひとりの技術や個のレベルは非常に高い。全然そんな(低いレベル)ことはなくて、すごくレベルが高いリーグだと改めて感じています」と、現地で感じた自身の感覚を強調した。

 その中で、自身の武器でもある「狭いスペースでのレシーブ」や「オフ・ザ・ボールの動き」が通用しているという手応えも得ている。現地メディアからも「最も成功した補強」と称賛されるなど、その起用法からも実力はすでに証明されつつある。

■「信じてやり続ける」1部昇格への道筋

 現在、チームは自動昇格圏の2位までは勝ち点8差ながら、昇格プレーオフ圏内の6位とは同勝ち点で並ぶ7位に位置しており、悲願の1部昇格に向けて熾烈な争いの真っ只中にいる。なかなか連勝が伸びない苦しい時期もあるが、ルイス・ガルシア監督のもと、チームの結束は揺らいでいないという。

 監督からは「自分たちのサッカーを信じてやり続けよう」と言われており、宮代も「そこがブレなければ、必ず1部昇格はできるとチーム全員が信じている。僕自身もこの半年、残りの試合に全力を注いで、結果で貢献したい」と前を見据えている。

 自身の将来については「今は未来の話をできる状況ではない」と言及を避けつつも、「まずは目の前の試合、この半年を全力でやり切るだけ」と、ラス・パルマスの昇格という至上命題に集中する構えだ。

 神戸で見せた高い得点能力は、海を越えたスペインの地でも確実に研ぎ澄まされている。昨年、日本代表にも名を連ねたストライカーは、異国の地でさらなる成長を遂げ、クラブを「1部」の舞台へと導くため、日々研鑽を積んでいる。

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