前日会見に出席したCBル・ノルマン [写真]=Getty Images
スペイン代表のセンターバック(CB)ロビン・ル・ノルマン(アトレティコ・マドリード)が、ブルガリア戦に向けた前日会見に出席した。13日、スペイン紙『アス』が伝えている。
レアル・ソシエダで守備の要にまで上り詰めると、2023年5月にフランスからの鞍替えでデビューを飾ったスペイン代表では、主力としてUEFAネーションズリーグとEURO2024優勝に大きく貢献したル・ノルマン。昨夏に活躍の舞台を移したアトレティコ・マドリードでも最終ラインに君臨しており、今シーズンもここまで公式戦全10試合に出場中。また、スペイン代表として臨んでいるFIFAワールドカップ26欧州予選においても、ここまでの3試合すべてプレーしている。
そんなル・ノルマンは、14日のブルガリア戦に向けた前日会見に出席。所属クラブと代表の両方で、地位を確立しつつある現状について、ケガにより出場試合数が伸び切らなかった昨シーズンに触れながら、「アトレティコで大きなケガを負ったけど、今年は多くの試合に出場できている。(ディエゴ・)シメオネ監督に感謝しているんだ」と披瀝。続けて「ここでも自信を持ってプレーできている。常にベストを尽くし、仕事を楽しむように心がけているよ」と安定したパフォーマンスを発揮できていると口にした。
一方でここ1、2年で、ダニエル・ビビアン(アスレティック・ビルバオ)とパウ・クバルシ(バルセロナ)、ディーン・ハウセン(レアル・マドリード)と下の世代が頭角を現しているのに加え、今回はアイメリク・ラポルテ(アスレティック・ビルバオ)が約1年ぶりに復帰するなど、スペイン代表において、CBのポジションは“激戦区”となっているが、ル・ノルマンは「アイメリクとは何度も一緒にプレーしてきたし、経験も積んでいる。ハウセンやクバルシと組んだときも、うまくいったという手応えはあった。僕はいつもベストを尽くすよう心がけている。ありきたりだけど、自分の仕事に集中しているんだ。クラブでも代表でも、常にトップレベルの選手たちとプレーしているからね」とハイレベルな競争は日常茶飯事であり、だからこそ自分に向き合っていると語った。
そうしたなかで、自身を“ラ・ロハ”に請うたルイス・デ・ラ・フエンテ監督からの信頼を勝ち獲り、レギュラーとして出続けていることについては、「それは誇り以外の何ものでもない。監督の信頼を得られることは、本当にありがたいこと。最初の電話からそれを感じることができた。だから、ピッチ上でその信頼に応えられるように、ベストに近づくよう努めなければならない」と覚悟を述べている。
目下公式戦28試合無敗を継続しており、このブルガリア戦に負けなければ、ビセンテ・デル・ボスケ監督時代に記録した、同国における最長無敗記録に肩を並べる現チーム。自身に厚い信頼を寄せ、起用し続けてくれるデ・ラ・フエンテ監督が、“偉大なる名将”に迫る状況において、ル・ノルマンは勝利を捧げるという形で応えることができるのだろうか。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト