過密日程に苦言を呈したクンデ [写真]=Getty Images
バルセロナに所属するフランス代表DFジュール・クンデが過密日程について言及した。18日、イギリスメディア『アスレティック』がコメントを伝えている。
欧州サッカー連盟(UEFA)は今シーズンよりチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)のフォーマットを大幅に変更。出場枠の拡大やリーグフェーズ制の導入に伴い、参加クラブの試合数は増加することに。さらに、来夏には32チームが参加するFIFAクラブワールドカップが予定されていることから、主要コンペティションに参加する強豪クラブはかつてないほどの過密日程を強いられることとなる。
こうした現状に対し、リヴァプール所属のブラジル代表GKアリソンは「試合数が増えることについて僕たちがどう思っているかはみんな理解している。うんざりしているんだ」と言及。さらにマンチェスター・シティ所属のスペイン代表MFロドリは、ストライキの可能性を示唆しつつ「選手たちの一般的な意見だが、このままでは他に選択肢はない。本当に心配だ。苦しんでいるのは僕たちだ」とコメントするなど、一部の選手は過密日程に苦言を呈している。
こうした動きについて、クンデは「ロドリの発言に全面的に同意する。日程が年々長くなり、試合数が増え、休みが少なくなっている」と前置きしたうえで、ストライキの可能性を示唆しつつ、次のように持論を展開している。
「僕たちは長い間こうしたことを言い続けてきたが、誰も耳を傾けてくれない。ストライキをしなくてはならない時が来るだろう。なぜなら、僕たちと考えを理解してくれる人々にとってはそれが唯一の選択肢だからだ。僕たちはますますリスクを負い、休みが減ったことによってケガも増えている。クラブワールドカップが開催されることによって年間70試合に到達するようだが、これはおかしいことだ」
なお、昨シーズンのクンデはフランス代表での国際Aマッチも含めて公式戦通算59試合に出場した。
By サッカーキング編集部
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