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スペインサッカー史上初…ヴィニシウスへの人種差別行為でバレンシアサポ3名に有罪判決

2024.06.11

昨年5月のバレンシア戦で人種差別の被害を受けたヴィニシウス [写真]=Getty Images

 レアル・マドリード所属のブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールに対し人種差別的な行為をしたとして、バレンシアサポーター3名に懲役8カ月の有罪判決が下った。また、スペインサッカー連盟(RFEF)やラ・リーガが主催する試合への2年間の入場禁止処分も科されている。

 事件が発生したのは昨年5月に開催された2022-23シーズンのラ・リーガ第35節。本拠地『メスタージャ』に詰めかけたバレンシアサポーターの一部が、ヴィニシウスに対して人種差別的な言葉を浴びせた。70分過ぎには激昂した同選手やその他複数名がスタンドに詰め寄り、試合が約10分間に渡って中断するという事態も発生。その後、スタジアムから人種差別行為の停止を求めるアナウンスが発せられたものの、後半アディショナルタイムにヴィニシウスが退場処分となった際には、スタジアム全体から同選手を揶揄するチャントが歌われた。

 これを受け、ヴィニシウスが所属するレアル・マドリードは検察庁に訴状を提出したほか、ブラジルサッカー連盟(CBF)などが相次いで抗議声明を発表。バレンシアも「あらゆる形態の人種差別と暴力に対する強い非難と断固とした立場を改めて表明する」とした上で、人種差別行為に及んだサポーターのうち身元が特定された3名について生涯に渡るスタジアムへの入場禁止処分を科した。

 イギリスメディア『BBC』によると、サッカーの試合における人種差別行為に対して有罪判決が下されるのは、スペイン史上初のことだという。今回の判決を受け、ヴィニシウスは自身の公式X(@vinijr)を更新し、次のように胸の内を明かした。

「多くの人から無視するように言われ、戦いは無駄なことだから『サッカーだけに集中しろ』と言う人さえもいた。しかし、いつも言っているように僕は人種差別の被害者ではなく、人種差別主義者を苦しめる者なんだ。スペイン史上初の有罪判決は僕のためではなく、すべての黒人のためのものだ。他の人種差別主義者が恐れ、自らを恥じて、物陰に隠れることを願っている。そうでなければ、僕は再び行動を起こす。この歴史的な有罪判決に協力してくれたラ・リーガとレアル・マドリードに感謝するよ」

 また、レアル・マドリードも現地時間10日に公式声明にて「この件に関してヴィニシウス・ジュニオールと共に民間訴訟を戦ったレアル・マドリードは、今後もクラブの価値観を守り、サッカーおよびスポーツ界から人種差別を根絶するべく努めていく」などと発表している。

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By サッカーキング編集部

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