40歳となってもビジャレアルでゴールマウスを守り続けたレイナ [写真]=Getty Images
ビジャレアルは22日、元スペイン代表GKホセ・マヌエル・レイナとの契約延長に合意したことを発表した。新契約の期間は2024年夏までの1年間となっている。
レイナは1982年8月31日生まれの現在40歳。バルセロナのカンテラ(育成組織)であるラ・マシア出身で、2000-01シーズンのラ・リーガ第13節セルタ戦でトップチームデビューを飾った。バルセロナでは安定した出場機会を確保できず、2002年夏にビジャレアルへ完全移籍。正守護神として活躍を続けると、2005年夏にはリヴァプールへと旅立った。リヴァプールでは8シーズンにわたってプレーし、公式戦通算で394試合に出場。その後はナポリ、バイエルン、ミラン、アストン・ヴィラ、ラツィオと各国のクラブを渡り歩き、2022年夏にビジャレアルへ完全移籍にて加入した。2022-23シーズンの前半戦はアルゼンチン代表GKヘロニモ・ルジ(現:アヤックス)のバックアッパーとなっていたものの、同選手のアヤックス移籍後は正GKの座を確保。公式戦32試合でゴールマウスを守り、最後尾から“イエローサブマリン”を支えた。
また、リヴァプールに在籍していた2005年8月にはスペイン代表デビュー。イケル・カシージャスに次ぐ第2GKという立ち位置が続いたものの、EURO2008、FIFAワールドカップ南アフリカ2010、EURO2012の主要大会3連覇を経験した。FIFAワールドカップではロシア大会まで4大会連続でメンバー入り。これまでにスペイン代表では36試合のピッチに立った。
契約延長に際し、レイナはビジャレアルのクラブ公式HPでコメントを発表。今年8月には41歳を迎える中、新シーズンに懸ける意気込みを明かした。
「ビジャレアルとの契約を更新し、ここでもう1年プレーできることを喜ばしく思う。去年の夏、僕にとって最後のシーズンを過ごすつもりでここへやって来た。実際にピッチに立つと、感覚はとても良かった。もう1年間の契約を結べたのはラッキーだったよ。来季もサッカー選手としてのキャリアを続けられること、何よりも愛着のあるこの素晴らしいクラブでプレーできることは、僕にとって最高の贈り物となった」
「自分自身に期限は設定しない。来年も同じ状況であることを願っているが、そうでなければサッカー選手として身を引くつもりだ。ここ、ビジャレアルで僕はサッカー選手として再び自覚を持ち始めることができたし、ここでなら笑顔でキャリアを終えることができる。間違いなく、ここが僕にとって最後のクラブになるだろう」
「サッカーでは様々なことが起こる。今季の役割は僕がここに来た時に想定されていたものとは異なっていたが、チームの状況に変化が生まれたんだ。準備を怠ったことはないし、実際にチャンスをもらってチームを助けることができた。最終的にはピッチに立つことが多くなったが、重要なことは、出場したか否かに関係なく上積みを続けることなんだ」
「僕は性格的にポジティブだから、ドレッシングルームでも常に良い雰囲気を作り出すことを心掛けている。ピッチ内外でクラブに貢献できるように過ごしているんだ。チームメイトも僕の役割を買っていくれていて、誇りに思うよ」
By サッカーキング編集部
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