自身の去就について明言したF・デ・ヨング [写真]=Getty Images
バルセロナのオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングが、自身の去就について明言した。12日、スペイン紙『アス』が伝えている。
1997年5月12日生まれのF・デ・ヨングは現在26歳。2019年夏にアヤックスからバルセロナに加入すると、インサイドハーフやアンカー、時にはセンターバックとしてもプレーした。ここまでクラブ公式戦通算183試合に出場し15得点21アシストを記録。ラ・リーガ優勝を筆頭に、計3タイトル獲得に貢献している。また、今季限りでクラブを退団するMFセルヒオ・ブスケツの後釜のひとりに挙げられており、新時代の“ブラウグラナ”を担っていく存在だ。
そんなF・デ・ヨングだが、昨夏にはクラブ退団の可能性があった。大型補強を敢行したいものの、財政事情が困窮していたバルセロナは、高給取りのF・デ・ヨング売却を画策。選手本人に対しても退団を促していたことが報じられた。それでも、バルセロナ残留の意思を曲げなかった同選手は「バルセロナの居心地はとても良いね。来年もここにいるつもりだ。100パーセント確実とは言えないけど、来年もバルセロナでプレーすることになるだろう」と自身の去就について明言した。
またF・デ・ヨングは、インテル・マイアミに移籍した元同僚のFWリオネル・メッシにも言及。今夏のバルセロナ復帰が待ち望まれていたメッシだが、最終的にはメジャーリーグ・サッカー(MLS)を新天地に選んだ。F・デ・ヨングは「残念なこと。僕は彼が戻ってくるのを望んでいたからね。どのチームも、違いを生み出すことができるメッシの存在を求めている」と改めてメッシの偉大さを語っている。
昨夏はクラブの財政事情に巻き込まれたF・デ・ヨング。今夏はいち早く残留宣言をしたことで、穏やかなバカンスを過ごすことはできるのだろうか。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト