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カラスコ、アトレティコと契約延長の可能性?…優先獲得権を保有のバルサは動き見せず

2023.06.08

今夏の去就に注目が集まるカラスコ [写真]=Getty Images

 アトレティコ・マドリード所属のベルギー代表MFヤニック・カラスコの去就は、依然として不透明なようだ。7日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 現在29歳のカラスコは、2015年夏にモナコからアトレティコ・マドリードに完全移籍で加入した。その後は複数回に渡って中国へ移籍しつつ、同クラブの主力選手として活躍。ここまで公式戦通算263試合の出場で47ゴール44アシストをマークし、ラ・リーガ及びヨーロッパリーグ(EL)制覇にも大きく貢献した。

 そんなカラスコに対し、かねてから関心を寄せているのがバルセロナ。今シーズンのラ・リーガ王者は1月の冬の移籍市場でも同選手の獲得を検討していたものの、結果的に移籍は実現せず。しかし、オランダ代表FWメンフィス・デパイアトレティコ・マドリードに売却した際に、カラスコの優先獲得権を手にしたとも報じられており、来る夏の移籍市場で再び動きを見せる可能性が高いと囁かれている。

 カラスコとアトレティコ・マドリードとの現行契約は2024年6月末まで。クラブ側は同選手の契約解除条項を6000万ユーロ(約90億円)程度に設定しているものの、仮にバルセロナが優先獲得権を行使した場合、取引に必要な金額は1900万ユーロ(約28億円)程度にまで下がると報じられている。こうしたこともあり、カラスコを巡っては、今夏のアトレティコ・マドリード退団とバルセロナ加入の可能し絵が度々噂されている。

 しかし、今回の報道によると、優先獲得権を保有しているバルセロナは、シーズンが終了したにも関わらず、カラスコ獲得に向けた動きを一向に見せていないという。それどころか、同選手にはアトレティコ・マドリードとの契約を延長する可能性さえ浮上しているようだ。チームを率いるディエゴ・シメオネ監督もカラスコを重要な戦力の1人として数えており、残留を熱望しているという。

 果たして来る2023-24シーズン、カラスコはどのクラブのシャツを着てプレーすることになるのだろうか。アトレティコ・マドリード、そしてバルセロナの今後の動向に注目が集まる。

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By サッカーキング編集部

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