べティス戦を振り返ったアンチェロッティ監督 [写真]=Getty Images
レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、5日に行われたラ・リーガ第24節のべティス戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
首位を走るバルセロナを勝ち点差「7」で追いかける2位レアル・マドリードは、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争っている5位ベティスとアウェイで対戦。試合は12分にカリム・ベンゼマの直接フリーキックでゴールネットを揺らしたものの、VARの結果、取り消しに。前半をスコアレスで折り返し、後半に入るとより攻勢を強めたレアル・マドリードだったが、最後まで得点を奪うことはできず、0-0の引き分けに終わった。
試合後、アンチェロッティ監督は「オープンな試合だったし、それが私たちが望んでいた形だった。私たちは前線での有効性に欠けていた。最終的に、最後の30分でより多くのチャンスを作ったが、効率性に欠けていたと思うし、必要以上にパスを出してしまっていた。ここ3試合では1得点しかできていない」と得点力不足を嘆いた。
一方で守備については「幸いなことに私たちのディフェンスラインは非常に優れていた。(エデル・)ミリトンと(アントニオ・)リュディガーは守備で際立っていた」とセンターバックを務めた2人には賛辞を送った。
続けて、アンチェロッティ監督は試合終盤の交代策についても言及。2月26日に行われた“マドリード・ダービー”では192センチの長身を活かし、ヘディングで得点を奪ったU-20ウルグアイ代表のアルバロ・ロドリゲスをこの試合では87分に投入した同指揮官だが、アルバロを投入したにもかかわらずボックス内へのクロスの数が少なかったのではないかと尋ねられると、「確かにそうだった。最善の解決策を選択できていなかった。ドリブルをする必要がないときにドリブルをしたり、ゴールを狙わなければならないときにパスを出している。個々の意思決定に問題があったので修正しなければならない」と反省点を口にした。
この試合で、バルセロナとの勝ち点差は「9」まで広がったレアル・マドリード。タイトル争いについてアンチェロッティ監督は「終わったとは思わない。大きくリードされているが、最後まで戦わなければならないし、何が起こるか分からない。まだ多くの試合が残っている。明らかなことは私たちがもっとうまくやらなければならないということだ」と語り、リーグ優勝を諦めていないことを強調した。
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By サッカーキング編集部
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