今シーズン公式戦21試合の出場に留まったMFアザール [写真]=Getty Images
レアル・マドリードのベルギー代表FWエデン・アザールは、同クラブの新監督に就任したカルロ・アンチェロッティ氏について語った。2日、ベルギーメディア『RTBF』が伝えている。
2019年の夏にチェルシーから1億1500万ユーロ(当時レートで141億円)で移籍してきたアザールだったが、ここまで結果を残すことができていない。今シーズンも度重なるケガでチームを離脱、公式戦21試合の出場に留まっている。また、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝では古巣チェルシーとの試合後、敗れたにもかかわらず元チームメイトと談笑している行為をカメラに抜かれ、サポーターから反感を買っていた。
未だに、チェルシー時代に見せた活躍をまだ見せれているとは言い難いアザール。辞任したジネディーヌ・ジダン監督の代わりに、2015年以来2度目の指揮を執るアンチェロッティ監督について同選手は「僕たちは一緒に素晴らしいことができる」と語った。
また、アザールは「僕は彼を個人的には知らないんだ。だけど、聞いた話によると、彼はとてもいい人で純粋に勝ちたいと思っている。それは僕たちみんなが望んでいることなんだ。僕にとってはいいことだよ」とコメント。続けて、今シーズンまでチームを率いたジダン元監督について「マドリードのコーチとして毎日彼がそばにいたことは最高だった。憧れの人に指導してもらえるなんて、これ以上のことはないんだ」と告白した。
さらに、EURO2020ベルギー代表に招集されたアザールは6日に行われるクロアチア戦にむけて「もう違和感はないね。ずっと安静にしてきたから当たり前のこと。感覚が戻ってきてるから、あとは少しずつピッチに戻ってボールを触っていくだけだね。個人的には複雑なシーズンだった。そのことについて話すことはないけど、気分転換にはいいかもしれない。代表チームでプレーするのは久しぶりだから、一緒に試合ができて嬉しいね」と意気込みを口にした。
果たして、アンチェロッティ新監督のもとでアザールは、失われていた輝きを取り戻すことはできるのだろうか。