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いよいよ今夜! 伝統の“マドリード・ダービー”について知っておきたい10のこと

2019.09.28

28日の“マドリード・ダービー”は、アトレティコの本拠地『ワンダ・メトロポリターノ』で行われる [写真]=Getty Images

 スペインの首都を2分する戦いが迫っている。9月28日に行われるリーガ・エスパニョーラ第7節では、アトレティコ・マドリードレアル・マドリードが対戦。伝統の“マドリード・ダービー”は今夏のプレシーズンに一度実現したが、公式戦では今季初開催となる。

 レアルは前節を終えて首位に浮上。アトレティコも1ポイント差の3位につけており、この結果次第で首位奪還の可能性がある。近年は、チャンピオンズリーグ(CL)でも数々の激闘を繰り広げてきた両雄による意地とプライドをかけた大一番。アトレティコの本拠地『ワンダ・メトロポリターノ』で開催されるゲームは一体どんな結末を迎えるのか。今回は、知っておくとさらに試合を楽しむことができる10のトリビアを紹介する。

■初対戦は明治39年

両チームが公式戦で初めて対戦したのは、113年前のこと。1906年12月2日に行われた試合で、アウェイのレアルが2-1の勝利を収めた。当時の日本は明治39年。この年、香川県の丸亀高等女学校(現丸亀高)の運動会で、日本の女性が初めてサッカーを行ったとされる。

■スペイン最多開催を誇るダービー

[写真]=TF-Images via Getty Images

サッカーのデータ専門家として知られる「ミスター・チップ」ことアレクシス・マルティン・タマヨ氏によると、両チームは公式戦で273回対戦。バルセロナとエスパニョールによる“バルセロナ・ダービー”の261回を上回り、スペインサッカー界で最も対戦数の多いダービーマッチとなっている。2014年から数えても、両チームが対戦するのは今回で25回目。単純計算でも、年5回は顔を合わせていることになる。

■通算ではレアルが圧倒するが…

通算戦績は、139勝65分69敗とレアルが圧倒。しかし、2011年12月のディエゴ・シメオネ監督就任以降、アトレティコは9勝10分10敗とほぼ互角の戦いを繰り広げている(注:レアルがPK戦の末に勝利を収めた2015-16シーズンのCL決勝は“引き分け”とカウント)。なお、アルゼンチン人指揮官はこの試合に勝てば、“マドリード・ダービー”通算10勝目をマークすることになり、ルイス・アラゴネス氏が持っていたアトレティコのクラブ記録を塗り替えることになる。

■電撃復帰後初のダービー

[写真]=Getty Images

ジネディーヌ・ジダン監督にとっては、今年3月のレアル復帰後、初のダービーマッチとなる。第1次政権時には、公式戦で8度、アトレティコと対戦。PK戦の勝利を“引き分け”とカウントすると、その成績は2勝4分2敗と全くのイーブンだった。なお、ジダン監督はレアルの選手としても“マドリード・ダービー”8試合に出場。当時は力関係が今よりもずっと明確だったこともあり、6勝2分の負け知らずだった。2003年12月に行われたダービーでは、ジダン監督のみならず、シメオネ監督もアトレティコの選手としてフル出場。結果は2-0で、ホームのレアルが勝利を収めた。

■新本拠地でのダービー初勝利を狙うアトレティコ

[写真]=Getty Images

サッカーの試合ではホームチームが圧倒的に有利とされるが、近年の“マドリード・ダービー”にその通説は当てはまらない。特にリーグ戦では、アトレティコが4-0の勝利を収めた2015年2月の試合以降、8戦連続でホームチームが勝利を逃している(5分3敗)。アトレティコは、2017年9月にオープンした新本拠地『ワンダ・メトロポリターノ』でのダービーでは過去2試合で1分1敗と勝利がなく、“3度目の正直”で初白星を狙う。

■古巣対戦

両チーム共に、今回のダービーが“古巣対戦”となる選手を抱えている。昨年夏、レアルに加入したティボー・クルトワは、2011年から3年間にわたってアトレティコに在籍。正GKとして公式戦154試合に出場した。一方のアトレティコは、サウール・ニゲスとアントニオ・アダンに加えて、今夏に獲得したマルコス・ジョレンテとマリオ・エルモーソが、レアルの下部組織出身。特にM・ジョレンテは昨季まで在籍した古巣との一戦を迎える。

■少なくない“初ダービー”選手

今回は、“マドリード・ダービー”に初めて臨む選手が少なくない。アトレティコでは、ジョアン・フェリックス、キーラン・トリッピアー、レナン・ロディがダービーデビューを飾る予定。CLのユヴェントス戦で値千金の同点弾を決めたエクトル・エレーラや、今夏の新戦力、フェリペにも出番が回ってくるかもしれない。一方のレアルも、エデン・アザールのダービー初出場が確実。さらに25日の第6節オサスナ戦で鮮烈なデビューを果たしたロドリゴの登場も期待される。ダービー特有の雰囲気にのまれることなく、普段と変わらぬパフォーマンスを発揮できるかどうかも、勝敗を分かつ大きなポイントとなりそうだ。

■通算40回目のダービー

[写真]=NurPhoto via Getty Images

レアルのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスは、この試合に出場すれば通算40回目の“マドリード・ダービー”を戦うことになる。クラブOBのパコ・ヘント氏とマノロ・サンチス氏の42試合に次ぐ歴代単独3位、現役選手としてはトップの記録だ。アトレティコでは、スペイン代表MFコケが現役最多の28試合に出場。クラブ歴代7位の記録となっている。

■背番号付きのユニフォームを着用した初めての試合

“マドリード・ダービー”は、スペインサッカー界で初めて背番号付きのユニフォームを着用して行われたゲームと言われている。1947年11月23日に行われた試合で、レアルの選手たちが各自の背番号が入ったユニフォームを着用。当時としては、非常に画期的なことだった。

■予想オッズは?

大手ブックメーカー『ウィリアム・ヒル』は、今回のダービーマッチに関する勝敗予想オッズを発表。日本時間27日正午現在、アトレティコの勝利は「2.4倍」、レアルの勝利は「3.0倍」、ドロー決着は「3.3倍」となっており、ホームチームがやや優勢と見ている。リーガ・エスパニョーラは週半ばに第6節を消化したため、両チーム共に中2日で迎える今回の一戦。首都決戦を制するのは、果たしてどちらか。

(記事/Footmedia)

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