ペレス会長のもとでレアルを率いた監督たち [写真]=Getty Images
レアル・マドリードは29日、フレン・ロペテギ監督との契約解除で合意したと発表した。今後はレアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)のサンティアゴ・ソラーリ氏が暫定監督として指揮を執る。
ロペテギ監督は、フロレンティーノ・ペレス会長の下で同クラブを率いた12人目の指揮官だった。ペレス会長は2000年6月から2009年2月まで同職を務めたあと、2009年6月に復帰。今季で通算15年目となるシーズンを迎えているが、すでに2桁にのぼる監督を起用している。“13人目”が誰になるのか気になるところだが、今回はペレス政権下でレアル・マドリードを指揮した監督たちを紹介する。
■ビセンテ・デル・ボスケ
在任期間:1999年11月~2003年6月
指揮数(公式戦):233試合
勝利数/勝率:127試合/55%
主な獲得タイトル:チャンピオンズリーグ(2回)、リーガ・エスパニョーラ(2回)、インターコンチネンタルカップ(1回)
ジネディーヌ・ジダンやルイス・フィーゴらスター選手を擁した“銀河系軍団”を率いて数々のタイトルを獲得。クラブに黄金期をもたらしたが、2002-03シーズン終了後に「我々はより戦術を重要視した人物を探している」(ペレス会長)として契約更新に至らず、退任した。
■カルロス・ケイロス
在任期間:2003年6月~2004年5月
指揮数(公式戦):59試合
勝利数/勝率:34試合/58%
主な獲得タイトル:スーペル・コパ・デ・エスパーニャ(1回)
マンチェスター・Uのアシスタントコーチからレアル・マドリードの監督に就任したが、チャンピオンズリーグは準々決勝で敗退し、リーグ戦は4位に終わったため1年で解任された。
■ホセ・アントニオ・カマーチョ
在任期間:2004年5月~2004年9月
指揮数(公式戦):6試合
勝利数/勝率:4試合/67%
主な獲得タイトル:なし
レアル・マドリードで500試合以上に出場したOBとして、監督に抜擢された。しかし、「チームのパフォーマンスを最大限に引き出すことができなかった」として、わずか6試合を指揮しただけで辞任した。
■マリアーノ・ガルシア・レモン
在任期間:2004年9月~2004年12月
指揮数(公式戦):20試合
勝利数/勝率:12試合/60%
主な獲得タイトル:なし
カマーチョ監督の辞任を受け、アシスタントコーチから昇格。しかし、バルセロナとの“エル・クラシコ”で0-3の敗戦を喫するなど、思うような成績を収められなかったことから、3カ月で解任された。
■ヴァンデルレイ・ルシェンブルゴ
在任期間:2004年12月~2005年12月
指揮数(公式戦):45試合
勝利数/勝率:28試合/62%
主な獲得タイトル:なし
南米屈指の理論派として欧州初上陸を果たすと、リーグ戦では2位フィニッシュを達成。しかし翌シーズンは、特異な戦術の導入でチームに混乱を招くと、“エル・クラシコ”での大敗が引き金となって解任された。
■フアン・ラモン・ロペス・カロ
在任期間:2005年12月~2006年6月
指揮数(公式戦):24試合
勝利数/勝率:12試合/50%
主な獲得タイトル:なし
ルシェンブルゴ監督の解任後、レアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)から内部昇格を果たした。シーズン終了までチームを率いたが、ペレス会長は2季連続の無冠が確定した2月の時点で引責辞任した。
■マヌエル・ペジェグリーニ
在任期間:2009年6月~2010年5月
指揮数(公式戦):48試合
勝利数/勝率:36試合/75%
主な獲得タイトル:なし
ビジャレアルを躍進させた手腕が評価され、2009年夏に会長に復帰したペレス氏からレアル・マドリードの監督に指名された。勝率は悪くなかったが、無冠に終わったことから1年での退任を余儀なくされた。
■ジョゼ・モウリーニョ
在任期間:2010年5月~2013年6月
指揮数(公式戦):178試合
勝利数/勝率:128試合/72%
主な獲得タイトル:リーガ・エスパニョーラ(1回)、コパ・デル・レイ(1回)、スーペルコパ・デ・エスパーニャ(1回)
覇権奪還の使命を果たすべく、監督に任命されると、在任3年間でリーグ優勝1回を含む3つのタイトルを獲得した。しかし、念願の欧州制覇を達成することはできず、3年目には主力との衝突も絶えなかったことから、双方合意の下で契約を解除した。
■カルロ・アンチェロッティ
在任期間:2013年6月~2015年5月
指揮数(公式戦):119試合
勝利数/勝率:89試合/75%
主な獲得タイトル:チャンピオンズリーグ(1回)、FIFAクラブワールドカップ(1回)、コパ・デル・レイ(1回)
就任1年目でコパ・デル・レイとチャンピオンズリーグの2冠を達成。クラブ史上10度目の欧州制覇を成し遂げたものの、2年目は主要タイトルを獲得できず、シーズン終了後に解任された。
■ラファエル・ベニテス
在任期間:2015年6月~2016年1月
指揮数(公式戦):25試合
勝利数/勝率:17試合/68%
主な獲得タイトル:なし
クラブOBとして、就任会見では涙を見せる感動的なシーンもあった。しかし、本拠地での“エル・クラシコ”で0-4の大敗を喫するなど、ピッチ上では目立った成果を収められず。主力の信頼も得られなかったことから、わずか7カ月でクラブを去ることとなった。
■ジネディーヌ・ジダン
在任期間:2016年1月~2018年5月
指揮数(公式戦):149試合
勝利数/勝率:104試合/70%
主な獲得タイトル:リーガ・エスパニョーラ(1回)、チャンピオンズリーグ(3回)、FIFAクラブワールドカップ(2回)
ベニテス監督の解任を受けてBチームから内部昇格を果たすと、半年後にはチャンピオンズリーグを制覇。2年目にはリーガ・エスパニョーラとの2冠を達成し、昨季は前人未踏のCL3連覇を達成した。しかし、その5日後に辞任を発表して世間を驚かせた。
■フレン・ロペテギ
在任期間:2018年6月~2018年10月
指揮数(公式戦):14試合
勝利数/勝率:6試合/43%
主な獲得タイトル:なし
スペイン代表を率いてロシア・ワールドカップに臨むはずだったが、今年6月12日にレアル・マドリードの監督就任が発表されると、翌日に解任。その138日後に再び解任の憂き目にあった。
(記事/Footmedia)
30日18時50分、ビセンテ・デル・ボスケ監督の紹介文で、「デイヴィッド・ベッカム」を誤って記載していたので修正いたしました。
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By Footmedia