2018.04.23

本当に退団する選手? イニエスタ、コパ決勝でメッシを上回るスタッツを記録

イニエスタ
今シーズン限りでの退団が濃厚とみられているイニエスタだが… [写真]=Getty Images

 21日に行われたコパ・デル・レイ決勝でセビージャを下し、今シーズンの1冠目を獲得したバルセロナ。史上最多かつ大台到達となる30回目の優勝、86年振りとなる大会4連覇、103年振りとなる5‐0での圧勝劇と記録尽くめとなった一戦だが、試合で最も印象的なシーンとなったのは主将のスペイン代表MFアンドレス・イニエスタが涙した姿だろう。

 今シーズン一杯でバルセロナを退団し、中国リーグへ移籍すると伝えられているイニエスタ。報道通りであれば22シーズン過ごして来たクラブで最後となる決勝で、序盤から積極的なプレーで攻撃陣を牽引すると、52分にはアルゼンチン代表FWメッシとのワンツーからチーム4点目となる鮮やかなゴールを決めた。そして、88分に交代でピッチを退いた際には、バルセロナだけではなくセビージャのサポーターからもスタンディング・オベーションで見送られると、目に涙を浮かばせながら拍手で応えた。

 試合を通じて完璧とも言えるプレーを見せたイニエスタには、エルネスト・バルベルデ監督が「まさにスペクタクル。とても難しいプレーを、いとも簡単にやってのける」と舌を巻けば、敵将のヴィンチェンツォ・モンテッラ監督も「どうやったのか分からないが、まるで25歳のように見えた」と驚きの声を上げた。また、両チームとは関係ないベティスのキケ・セティエン監督も、「イニエスタ、お願いだ。中国には行かないで、ベティスに来てくれ!!」と懇願している。

 実際、この日のイニエスタのパフォーマンスは33歳とは到底思えぬもので、多くのスタッツで大黒柱のメッシをも上回る数値を記録している。まず、102回を記録したボールタッチ数および74回を記録したパス成功数は、それぞれ94回ならびに63回のメッシ、89回ならびに62回のスペイン代表DFジョルディ・アルバを抑え、チームトップとなった。また、7回を記録したドリブル成功数も、3回のメッシならびに2回のウルグアイ代表FWルイス・スアレスを抑え、やはりチーム最多となっている。

 さらに、6回を記録したボール奪取数も、スペイン代表DFジェラール・ピケおよびクロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチの9回に次ぐチーム3位となるなど、攻撃だけではなく守備でも大きく貢献したイニエスタ。本人は「自分の決断は今週中に公表する」としているが、まだまだバルセロナの主力として十分にやれるだけに、本当に退団となれば世界中のファンから惜しむ声が届くことになるだろう。

文=北村敦

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