好調なバルセロナ(左)と勝利が遠いレアル・マドリード [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラは、シーズンの折り返しとなる第19節を迎えた。首位を快走するバルセロナに対して、昨シーズンの王者であるレアル・マドリードは極度の不振に陥っている。14日付のスペイン紙『マルカ』が、同クラブの厳しい現状を示すデータを紹介した。
レアル・マドリードは13日に行われたビジャレアル戦で、0-1と敗戦。ホームで今シーズン4敗目となる黒星を喫した。対するバルセロナは14日にレアル・ソシエダと敵地で対戦し、4-2と逆転勝利。2点のビハインドをひっくり返して、前半戦無敗を成し遂げた。
バルセロナは首位、レアル・マドリードは4位と、前節から順位は変わらない。だが、両雄の差はさらに拡大している。FIFAクラブワールドカップ2017 UAEに参加したため、レアル・マドリードは1試合の未消化があるとはいえ、バルセロナとの勝ち点差は「19」に開いた。
一方、降格圏に位置する18位デポルティーボとの勝ち点差は「16」。レアル・マドリードは“首位よりも降格圏の方が近い”という前代未聞の状況に陥っている。
なお、レアル・マドリードは来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)ストレートインとなる3位以内に入るのも危うい状況だ。現時点で、2位アトレティコ・マドリードには10ポイント差、3位バレンシアには8ポイント差をつけられている。一方で、5位ビジャレアルとの差は1ポイントに縮まった。6位セビージャとも3ポイント差であり、『マルカ』は「レアル・マドリードの現実的な目標は、4位以内に入ること」と記事を綴っている。
昨シーズンは、リーガ・エスパニョーラとCLの2冠を達成。CLでは史上初の2連覇を達成したレアル・マドリードだが、来シーズンはその舞台に立てない可能性も出てきた。ジネディーヌ・ジダン監督は早急にチームを立て直し、21シーズンにわたって続いてきたCL連続出場の記録を継続させることができるのだろうか。後半戦での巻き返しに注目が集まる。
(記事/Footmedia)
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By Footmedia