スアレス(右)が2得点を挙げ、バルセロナが大逆転勝利を収めた [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第19節が14日に行われ、レアル・ソシエダとバルセロナが対戦した。
15勝3分けで首位を快走するバルセロナ。リーグ戦4連勝で迎えた今節、先発メンバーにはジェラール・ピケやパウリーニョ、ルイス・スアレス、リオネル・メッシらが名を連ねた。
均衡を破ったのはホームのレアル・ソシエダだった。11分、右サイドからのクロスに反応したウィリアン・ホセがダイビングヘッド。強く叩きつけられてバウンドしたボールがGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの守るゴールネットを揺らした。
さらに34分、ペナルティーエリア中央へのスルーパスに反応したフアンミがトラップからシュート。セルジ・ロベルトに当たったボールがゴールへ吸い込まれ、レアル・ソシエダが2-0とリードを広げた。

レアル・ソシエダが2点を先行した [写真]=Getty Images
敵地で2点ビハインドを負ったバルセロナも、39分に反撃を開始する。ペナルティーエリア左側へのスルーパスに反応したスアレスがゴール前へラストパス。パウリーニョが難なく押し込み、1点差に迫ってハーフタイムを迎えた。

パウリーニョのゴールでバルサが1点差に迫った [写真]=Getty Images
そして後半、バルセロナが大逆転劇を演じる。50分、メッシからのパスを受けたスアレスがペナルティーエリア左側からワンタッチで芸術的なループシュートを決め、スコアは2-2となった。さらに71分、相手GKからのキックをクリアしたところにスアレスが反応。最終ラインの背後へ抜け出し、右足シュートを冷静に決めて逆転に成功した。
そして85分、ペナルティーエリア手前からの直接FKをメッシが狙うと、壁を越えた鮮やかな一撃がゴール左隅へ。相手GKが一歩も動けないファインゴールが決まり、ゴールラッシュを締めくくった。

メッシが鮮やかな直接FKを決めた [写真]=Getty Images
試合は4-2で終了。バルセロナが2点ビハインドを逆転し、5連勝を果たした。勝ち点は「51」となり、2位アトレティコ・マドリードと9ポイント差、4位のレアル・マドリードとは19ポイント差となっている。次戦は17日、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準々決勝ファーストレグでエスパニョールと対戦。21日にはリーガ・エスパニョーラ第20節でベティスとのアウェイゲームに臨む。
【スコア】
レアル・ソシエダ 2-4 バルセロナ
【得点者】
1-0 11分 ウィリアン・ホセ(レアル・ソシエダ)
2-0 34分 フアンミ(レアル・ソシエダ)
2-1 39分 パウリーニョ(バルセロナ)
2-2 50分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
2-3 71分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
2-4 85分 リオネル・メッシ(バルセロナ)