アトレティコ・マドリードを指揮するシメオネ監督 [写真]=Club Atletico de Madrid
リーガ・エスパニョーラ第4節のマラガ戦でアトレティコ・マドリードの新しいホーム、ワンダ・メトロポリターノのこけら落としが行われた。試合はアトレティコ・マドリードが1-0で勝利を収めている。
1994年に開設された旧名エスタディオ・オリンピコ・デ・マドリード、通称ラ・ペイネタの改築が完了した。収容人数は2万人から7万3000人となり、ピッチには天然芝と人工芝のハイブリッドターフが使用されている。
アトレティコ・マドリードのファンの中には、「新スタジアムで初ゴールを決めるのは誰になるだろう?」と、いろいろな選手を予想していた人もいたと思う。しかしその正解は選手ではなく、ディエゴ・シメオネ監督である。
もちろんこれは公式戦のゴールではなく、トレーニングで生まれたものだ。しかし、このスタジアムの最初のゴールを決める役目について、シメオネ監督からそれを奪うことができる人間は誰もいなかったようだ。
恥ずかしがり屋ではなく、もったいぶることもないアルゼンチン人指揮官は、選手たちがピッチに出て来る前に、スタンバイしていたカメラマンに声をかけ「メトロポリターノ初のゴールは俺が決めるぜ!」と、ボールを蹴り込んでしまった。
シメオネ監督にしてみれば、自分がマラガ戦に出場して公式戦初ゴールを決めたかったところだろうが、その役目はフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンに譲ることになった。
(記事提供:ムンド・デポルティーボ日本語版)