大会でMVPに輝いた大西貫太郎君 [写真]=ASLJ
多くの子供たちに世界の強豪チームと対戦する機会を提供する思いから生まれた「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」。その大会において毎年構成される「街クラブ選抜チーム」が19日から27日まで強化合宿を行なうためスペインに渡った。街クラブ選抜チームは「コスタ・ジローナカップ」に参戦、そこで圧巻のプレーを披露した大西貫太郎君(12)が大会MVPに選出された。
街クラブ選抜チームにはカタルーニャのマンレサからジョルディ氏を招聘し指導に当たった。選手たちは日頃のトレーニングの成果を存分にピッチで表現し、予選リーグを難なく突破。決勝トーナメントも順調に勝ち進んだ街クラブ選抜チームは、準決勝でマルセイユに0―1で惜敗してしまったが、ビジャレアルとともに大会3位に輝いた。
そして、厳しい状況でも最後まで自分の力を出し切った大西貫太郎君が、出場した各チームの監督の投票によって決まる大会MVPに選出された。
大阪府にある高槻南AFC所属の貫太郎君は「サッカーサービス」の17-18シーズンの特待生だ。サッカーサービスとは、欧州の名門クラブのディレクターや元育成監督などで構成された指導のプロフェッショナルが行なうサッカースクール。単なるサッカースクールにとどまらず、リーガや欧州で活躍するスペイン人選手の育成やプレーコンサルティングに定評がある。
現在、スペインのコルネジャでプレーをするタニハル存哉君やスペイン代表MFイニエスタに評価され自宅に招待された細川楓君、さらにカタルーニャの大会でMVPを受賞した長田斗羽君など、スペインで評価されている選手がサッカーサービスのトレーニングを長期的に受けている。
さらに、テネリフェで大活躍した日本人MF柴崎岳もサッカーサービスのコンサルティングを受けた一人。
サッカーサービスによると「サッカーというスポーツは偶然ではなく数学である。良い選手になるためにはロジックがあり、スペインのサッカーで求められるのは、どのように数的有利をつくるか、そして数的有利な状況でどのように相手の3つのラインを越えていくか。本質はこれだけなのだ(数的同位以下でも、ピッチの場所によってはドリブルで仕掛けることもある)」という。
さらにサッカーサービスのトレーニングでは、まず数的有利をつくり、次にトレーニングしたいポイントの現象を起こし、その現象の解決をはかる。この方法でトレーニングしない限り、相手の状況を考えないただの自己満足のトレーニングになってしまうという。
貫太郎君が現地指導者から評価を受けMVPに選ばれたのは、“良い選手になるためのロジカル”を頭と身体で会得し、ピッチで遺憾なく発揮したからに違いない。
(記事提供:ムンド・デポルティーボ日本語版)