2017.05.19

バルサを退任するエンリケ監督、指揮官がクラブに残したものとは?

エンリケ監督
今シーズン限りでの退任が決まっているエンリケ監督 [写真]=EFE
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 2014-15シーズンからバルセロナの指揮をとっているルイス・エンリケ監督が、クラブを去る日が刻々と近づいている。数々のタイトル獲得に尽力した指揮官の働きに、バルセロナのフロント陣も満足している。

 エンリケ監督はここまで、リーガ・エスパニョーラ2回、コパ・デル・レイ2回、チャンピオンズリーグ1回、UEFAスーパーカップ1回、FIFAクラブワールドカップ1回、スーペルコパ・デ・エスパーニャ1回と数々のタイトル獲得に貢献してきた。
 
 バルセロナの幹部は、有終の美を飾るエンリケ監督を称えると共に、次期指揮官を決めるために水面下で動いている。バルセロナの理念と今まで指揮してきた監督から、バルセロナ監督としてふさわしい「下を見ることができる」能力を持っているかどうかが重要となる。つまり、トップチームを強化させるために下部組織、いわゆるカンテラを頼りにする人物であるということだ。

 エンリケ監督でもカンテラに頼らなかったことがある。それは、監督就任したシーズンにスペイン代表FWジェラール・デウロフェウを手放したことだ。また、右サイドバックの選手が足りなくなった時、バルセロナBのスペイン人DFセルジ・パレンシアではなく、アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノを代役として起用したこともある。

 バルセロナのトップチームの中の17人は、カンテラ上がりの選手である。そしてエンリケ監督が16-17シーズンにバルセロナBから6人を招集した。最近ではリーガ・エスパニョーラ第37節のラス・パルマス戦でスペイン代表DFジェラール・ピケが突然の欠場となり、エンリケ監督がブラジル人DFマルロン・サントスを招集したのは記憶に新しい。
 
 また、エンリケ監督の最大の功績はカンテラ出身のスペイン代表MFセルジ・ロベルトと、ブラジル代表MFラフィーニャを成長させたことだろう。ロベルトは今シーズン公式戦46試合に出場、ラフィーニャは公式戦28試合に出場しており、貴重な戦力となっている。

 同監督の中には「バルセロナのサッカーはカンテラがあってこそ成り立つ」という一つの理念が心に宿っている。同監督が残したものは、タイトルという目に見えるものだけではないことを、私たちは心に留めておかなければならない。

(記事提供:ムンド・デポルティーボ日本語版

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