2017.04.30

18歳のJリーガー冨安健洋を支えるバルサスクールでの経験(後編)

冨安はバルサスクールでの経験を糧に努力を続けアビスパ福岡の下部組織へステップアップした
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 帰国後、冨安選手は貴重な経験を忘れることなく練習に励んだ。同選手は世界を見つめながら、ただひたすら、日々の練習に明け暮れた。ジュニア時代ではドリブラーを目指していたが、年齢が上がるにつれ、ボランチやセンターバックを任されるようになる。ジュニアユースでは高い基礎技術を認められ、アビスパ福岡の下部組織に入団。以後、センターバックをメインポジションとして活躍した。

 そして、2015年5月、冨安選手のプレーが認められ、クラブは当時高校2年生だった同選手を2種登録。天皇杯でプロのピッチに立った。

 翌年、冨安選手は晴れてプロ契約を交わす。ルーキーイヤーながら通算16試合に出場。ディフェンスラインの要として存在感をアピールした。同年7月にはリオデジャネイロオリンピックのトレーニングパートナーに選出。10月のAFC U-19選手権決勝のサウジアラビア戦で日本のピンチを抑えて初優勝に貢献するなど、その成長は目を見張るものがある。

 今年はU―20に招集されており、5月20日から開催される「FIFA U-20 ワールドカップ韓国2017」での活躍が期待されている。

 目標とする選手はバルセロナのハビエル・マスチェラーノ。駆け引きが上手く、ボランチもこなすマスチェラーノは、冨安選手の理想像だ。

 さらに4月29日の東京ヴェルディ戦(14時、レベルファイブスタジアム)は、思わぬ「師弟対決」となりそうだ。冨安選手がバルサスクールに所属していたとき、テクニカルディレクターを務めていたイバン・パランコ・サンチアゴ氏。同氏は今シーズンより東京ヴェルディ・トップチームコーチとして活躍している。

 少年時代は攻撃的ミッドフィルダーでプレーすることが多かった冨安選手だが、イバン・パランコ氏から「サイドバックで世界と戦える」と言われ、バルサスクールではサイドバックでプレーをしたというエピソードがある。アビスパのジュニアユースからセンターバックでのプレーを任され、その後、自然とディフェンスの選手として定着したため、サイドバックでの機会はなくなった。しかし、イバン・パランコ氏はJリーガーとして活躍している同選手のポテンシャルを、当時から見極めていたのであろう。

 6年ぶりの再会がJのピッチとなった両者。冨安選手には恩師の前で、今まで培ってきたものを遺憾なく発揮してもらいたい。

(記事提供:ムンド・デポルティーボ日本語版

19歳のJリーガー冨安健洋を支えるバルサスクールでの経験(前編)

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