2017.04.23

【プレビュー】レアルが引導を渡すか、バルサが食らいつくか…天王山“クラシコ”で2強が激突

クラシコ
23日にレアル・マドリード(上)とバルセロナ(下)が激突する [写真]=Getty Images
世界最高峰のスペインサッカーリーグ。17−18シーズンもレアル、バルサ、アトレティコによる3強+乾貴士が所属するエイバル戦を中心に毎節最大5試合を生中継!

 スペインが世界に誇る伝統の一戦“クラシコ”だが、リーガ・エスパニョーラとチャンピオンズリーグ(CL)の2冠に向けて着々と歩を進めるレアル・マドリードに対し、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の1冠に終わりかねないバルセロナと、今回は2大クラブが好対照な状況下で激突する。

 両者は現在、1試合消化が少ないながら23勝6分2敗で首位に立つレアル・マドリードが、22勝6分4敗で2位に着けるバルセロナに3ポイント差を付けている。したがって、今シーズン2度目の対戦は、レアル・マドリードが優勝争いに決着を付けるか、バルセロナが逆に並び掛けるかという、宿命の対決に相応しい天王山となる。

 直接対決を前にした両チームの状態は、直近の戦い振りに顕著に表れている。まず、ともに強敵との戦いとなったCL準々決勝は、バイエルンと対戦したレアル・マドリードは、アウェイでのファーストレグに先勝(2-1)すると、ホームでのセカンドレグでは、一時は2戦合計スコアで追い付かれながらも延長戦の末に連勝(4-2)を飾り、7シーズン連続で準決勝に進出した。これに対し、ユヴェントスと対戦したバルセロナは、アウェイでのファーストレグに完敗(0-3)すると、ホームでのセカンドレグもドロー(0-0)に終わり、2シーズン連続でベスト8止まりとなった。

 一方、CLの2試合に挟まれる形で行われたリーガ前節は、アウェイでスポルティング・ヒホンと対戦したレアル・マドリードも、ホームでレアル・ソシエダと対戦したバルセロナも、同じスコア(3-2)で勝利を収めたものの、ともに不安を残す試合となった。

 つまり、流れや勢いではレアル・マドリードがバルセロナを上回っているものの、内容では双方とも万全ではないと言うことができる。ただ、コンディションに関しては、スポルティング・ヒホン戦ではレギュラー全選手を休ませたうえ、CLから中4日のレアル・マドリードが、ここ3試合殆どローテーションをしていないうえ、CLから中3日のバルセロナを上回っている。

 そして、今回の直接対決で最も大きな鍵となるのは、バルセロナがFWネイマールを出場停止により起用できないことだ。これによりFWリオネル・メッシとFWルイス・スアレスとの“MSNトリオ”が結成できなくなったチームは、中盤の各選手も本来の調子にないため、攻撃面の迫力不足は否めない。また、最終ラインは4バックと3バックのどちらを採用するかが注目となるが、DFジェラール・ピケとDFサミュエル・ユムティティのセンターバックのコンビは安定しているものの、それ以外の選手はパフォーマンスにばらつきが大きく、どのような陣容になっても不安を残す。

 対するレアル・マドリードは、故障明けのFWギャレス・ベイルがベンチスタートとなり、FWクリスティアーノ・ロナウドとFWカリム・ベンゼマとの“BBCトリオ”が結成されなかったとしても、代わりに好調のMFイスコが起用できるというメリットがある。また、前線だけでなく中盤も、レギュラーも控え選手も好調をキープしており、様々な状況に対応できる状況となっている。唯一の不安はDFペペおよびDFラファエル・ヴァランが故障中のセンターバックだが、代役のDFナチョ・フェルナンデスはそつなくプレーをしており、何よりも主将のDFセルヒオ・ラモスは攻守に存在感を発揮している。また、DFマルセロとDFダニエル・カルバハルの両サイドバックは抜群のプレーを見せている。

 レアル・マドリードは多くの要素で上回るうえ、ホームで戦える点でも有利となる。しかし、ここ3試合連続で相手にリードを許している通り付け入る隙もあり、バルセロナにも当然チャンスがあるだろう。引き分けでも問題のないレアル・マドリードだが、バイエルン戦のように受け身に回ると脆さを見せるだけに、自ら主導権を握って戦いたい。一方、絶対に勝利が必要なバルセロナだが、ユヴェントス戦のようにボールを持たされる展開になると攻め手がなくなるだけに、攻撃のリズムに緩急を付けたい。

 5シーズン振りの優勝を狙うレアル・マドリードが持ち前の勝負強さを見せるのか、3連覇を目指すバルセロナが王者の意地を見せるのか、ヨーロッパで最も熾烈なナショナル・ダービーは、今回も一瞬たりとも目が離せない激戦になりそうだ。

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