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波に乗り切れないバルセロナ 速攻と遅攻の調和が崩れ、打開策はあるのか?

2017.02.28

 現在のバルセロナが理想とする戦術は、2014年夏からチームを率いるルイス・エンリケ監督が作り上げた、“ボールポゼッションとカウンターのハイブリッド”と位置付けられるだろう。

 近年、クラブ史上最高の黄金期を謳歌しているバルセロナには、2008年夏から4シーズン指揮を執ったジョゼップ・グアルディオラ監督が完成させた、圧倒的なボールポゼッションを背景に試合を制圧するというスタイルが基本にある。

 その中心には、シャビ、アンドレス・イニエスタ、セルヒオ・ブスケツというテクニックと判断力を兼ね備えた3人のミッドフィールダー、そしてリオネル・メッシという圧倒的な突破力と得点力を持つストライカーが常にいた。クラブのプレー哲学を熟知するカンテラ出身の彼らだからこそ奏でられるハーモニー溢れる絶妙なパスワークで、バルセロナはあらゆるライバルも蹴散らして来た。

黄金期を支えるカンテラ出身の3選手

 しかし、このフットボール界を席捲した戦い方も、打倒バルサを標榜するチームによって研究し尽くされ、グアルディオラ監督の退任を経てティト・ビラノバ、ヘラルド・マルティーノと指揮官の交代を重ねる毎に絶対的な支配力を失っていく。その一方で、ドリブルとシュートだけでなくパスの能力も開眼させた大黒柱のリオネル・メッシへの依存度は過度に高まった。

 2013年夏のネイマールならびに2014年夏のルイス・スアレス加入により、メッシが2人のベストパートナーを得ると状況は好転。それと前後する形で就任したルイス・エンリケ監督は、 この最強スリートップ“MSNトリオ”の爆発力を前面に押し出した速攻を、高いボールポゼッションを背景とした遅攻と共にチームの軸に据え、就任初年度の2014-15シーズンにいきなり主要タイトル3冠を達成した。

 とはいえ、相反する2つのスタイルの調和は長続きすることなく、そのバランスは思いのほか早く崩れ始める。とりわけ、イニエスタが年齢や故障の影響でフルシーズンの活躍が難しくなっているうえ、2015年夏に退団したシャビの不在を忘れさせる働きを見せてきたイヴァン・ラキティッチのパフォーマンスが低下した今シーズンは、本来の武器である自慢のパスワークが影を潜めている。その結果、“MSNトリオ”による個々の突破やコンビネーション頼みとなったチームは、この唯一の攻撃パターンを封じられると打つ手が無くなるという展開が顕著に見られている。

 これにより、かつては消極的に低い位置に引いてディフェンスを固めてくるチームを崩し切れないのが苦戦の典型だったバルセロナだが、今では積極的に高い位置からプレッシングを掛けてくるチームを前にビルドアップがままならない試合も目立つ。それは、センターバックを起点とする攻撃の組み立ての変化にも表れており、以前はアンカー、インサイドハーフと中盤で丁寧にボールを動かしながらサイドバックやウイングを使っていたのに対し、現在はサイドバックからウイングへと中盤を飛ばしてボールを送る単調な攻めが増えている。

26日のアトレティコ戦では3バックを使用

 もちろん、ルイス・エンリケ監督もただ手をこまねいている訳ではなく、クラブ伝統の4-3-3よりも中盤の枚数で勝る4-2-3-1のシステムを試すなど、状況打開のために手を打ち始めている。だが、現時点では効果的な解決策は導き出せてはおらず、試行錯誤は当面続くことになりそうだ。

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編集部が一攫千金にチャレンジ!『編集部HのPES LEAGUEで目指せ世界一!』/第1回

 2月23日より、『ウイニングイレブン2017』の公式世界大会「PES LEAGUE ROAD TO CARDIFF」オンライン予選が開幕したんですが、どうも小耳に挟んだ情報によると、予選を勝ち上がって世界一になると賞金2300万円(!! ※20万ドル)が手に入るらしい!! 「これは独立のチャンス!」とばかりにこっそり参戦することにしました。

 僕(編集部H)はユーザーネーム(de1p1ero_10)からも分かる通りユヴェンティーノなんですが! ここは勝負にこだわり、バルセロナを使用。そこは賞金優先です。くしくも!初戦の相手も僕と同じ考えなのか揃ってバルセロナに。

 腕前ではなく、緊張で手が震えたせいもあってチャンスは何回か逃しましたが、4-2で打ち合いに激勝すると、またも同じバルセロナとの連戦も6-1と快勝。なんだ!いけるやん!

 だがしかし!ここで生まれたわずかな心のスキを突かれて第3戦ではMDホワイトに2-3と痛恨の逆転負け。実際のサッカーと同じで連勝している時ほど、危うさが潜んでいるということですね。身をもって油断の怖さを知った僕はその後の2試合には連勝。計5試合を戦って通算成績は4勝1敗とまずまずの結果を残したと言えるのではないでしょうか。

 気になる順位は…5試合を終えた時点で171位(28日10時現在)。消化試合数が少ないとは言え、10戦全勝の賞金ハンターもとい、ウイイレの猛者がたくさんいることを考えると、上位に食い込むためにはもう負けは許されません。決定機で緊張してしまうメンタル面の弱さは大丈夫なのか?! 全勝しないと世界はないぞ!ガンバレ僕!(第2回に続く)

大会詳細は↓↓↓画像↓↓↓をクリック

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