2016.11.30

国内王者バルサと欧州王者レアルによる宿命の対決が幕を開ける!

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サッカー総合情報サイト

 世界中が熱視線を注ぐ伝統の一戦“エル・クラシコ”、スペイン2大クラブによる今シーズン初対決が現地3日にカンプ・ノウで行われる。

 今回の宿命の対決は、昨シーズンのリーガ・エスパニョーラならびにコパ・デル・レイの2冠に輝いたバルセロナに、チャンピオンズリーグを制したレアル・マドリードと、国内王者と欧州王者による激突という図式となる。

 その一方で、ここまで10勝3分と負け知らずの首位レアル・マドリードに対し、8勝3分2敗と取りこぼしの目立つ2位バルセロナと、大一番に向けた両者の関係はここ数シーズンとは逆転している。

 レアル・マドリードは36得点・11失点、バルセロナは33得点・14失点とそこまで差がないにもかかわらず、勝ち点で6ポイントも差がついているのは、勝負強さの面で差があるからに他ならない。

 実際、直接対決を前にした臨戦過程を見ても、両チームは対照的な姿を見せている。レアル・マドリードは、前々節はアウェイでアトレティコ・マドリードとのダービーに快勝(3-0)した一方、前節はホームでスポルティング・ヒホンに辛勝(2-1)止まりとなったものの、いずれも3ポイントを獲得して目下6連勝中。対するバルセロナは、前々節はホームでマラガを圧倒しながらドロー(0-0)に終わると、逆に前節はアウェイでレアル・ソシエダに圧倒されてドロー(1-1)に持ち込むのが精一杯と、相次ぎ3ポイントを逃している。

 また、前半戦の“エル・クラシコ”という視点で括ると、バルセロナではなくレアル・マドリードが首位で迎えるのは、2011-12シーズン以来5年振りとなる。また、両者の間に6ポイントもの開きがあるのは、バルセロナがレアル・マドリードに10ポイント差を付けて迎えた2008-09シーズンに次ぐ数字と、やはりここ数シーズンとは異なる状況にある。

メッシ(中)、スアレス(右)、ネイマール(左)の“MSNトリオ”を活かせるかがバルサのカギとなる [写真]=Getty Images

メッシ(中)、スアレス(右)、ネイマール(左)の“MSNトリオ”を活かせるかがバルサのカギとなる [写真]=Getty Images

 一方、度重なる主力の故障に見舞われている両チームは、今回の直接対決も万全の状態では迎えられない。本拠地で待ち受けるバルセロナは、故障から回復したMFアンドレス・イニエスタおよびDFサミュエル・ユムティティの復帰が見込まれている反面、前節負傷したDFジョルディ・アルバの出場が危ぶまれている。一方、敵地に乗り込むレアル・マドリードは、長期離脱から復帰したMFカゼミーロは出場できる状態にあるが、故障中のMFギャレス・ベイル、MFトニ・クロース、FWアルバロ・モラタは欠場が確定している。また、バルセロナではMFセルジ・ロベルトやDFジェラール・ピケ、レアル・マドリードではFWカリム・ベンゼマなど、いずれも故障明けによる不安を抱える選手も多い。

 特定の選手の不在の影響を色濃く受けているバルセロナは、とりわけイニエスタが欠場している間に中盤の支配力を完全に失った。一方、離脱した選手の穴を何とか埋めて来たレアル・マドリードだが、ベイルが欠場した前節は爆発的な突破力が影を潜めた。従って、ボールポゼッションのバルセロナにカウンターのレアル・マドリードという従来の構図も、今回の対決では大きく崩れることになりそうだ。

 バルセロナは、イニエスタが復帰すれば大きな戦力アップとなることは間違いないが、1カ月半振りの実戦でどの程度のパフォーマンスを見せられるかは定かでない。それゆえ、今回の一戦でもFWリオネル・メッシ、FWルイス・スアレス、FWネイマールの“MSNトリオ”頼みとなるのは仕方なく、この看板スリートップをどれだけ活かせるかがカギとなる。中でもメッシには、不安を抱える中盤のサポートの役目も普段以上に求められそうだ。

 反対に、色々な出方ができるのはレアル・マドリードの方だろう。故障明けのカゼミーロを中盤の底に起用する4-3-3か、前々節のダービーで奏功したMFイスコをトップ下に配置した4-2-3-1か、どちらのシステムが採用されるのか注目となる。また、ここ2節で大量5得点を挙げているエースのFWクリスティアーノ・ロナウドには、ベイルの欠場によりゴールゲッターとしての役割が一段と求められるため、ウイングではなくセンターフォワードで起用するというオプションもある。

 勝たなければならないバルセロナに、引き分けでも問題ないレアル・マドリードと、メンタルの要素が展開を左右しかねない今回の伝統の一戦。バルセロナはチャンピオンズリーグのマンチェスター・シティ戦や前節のレアル・ソシエダ戦に代表されるよう、受け身に回ると極端に弱さを見せている。一方、レアル・マドリードは、ベイルの不在によりカウンターやセットプレーの威力が半減することは間違いない。それゆえ、互いに手の内を知り尽くしているとはいえ、双方とも恐れることなく積極的に試合を支配しにいきたいところだ。

レアルが首位でクラシコを迎えるのは、2011-12シーズン以来5年振りとなる [写真]=Getty Images

レアルが首位でクラシコを迎えるのは、2011-12シーズン以来5年振りとなる [写真]=Getty Images

 なお、レアル・マドリードはここまで公式戦の無敗記録を31試合まで伸ばしているが、スペインのクラブによる歴代最長はバルセロナの39試合となっている。しかし、ルイス・エンリケ監督率いるバルセロナによるこの記録に終止符が打たれたのは、ヨハン・クライフ氏の追悼試合となった昨シーズンのカンプ・ノウでの“エル・クラシコ”で、無敗街道を阻止したのはジネディーヌ・ジダン監督率いるレアル・マドリードである。

 バルセロナがリベンジを果たして宿敵の快進撃を止めるのか、レアル・マドリードが記録を伸ばして宿敵に大打撃を与えるのか、誇りと意地のぶつかり合いからは一瞬たりとも目が離せない。

 WOWOWでは、この世界中が注目する大一番を12/3(土)深夜0:00から現地より生中継でお届けする。なお、前日には歴代の50ゴールをカウントダウンしながら紹介していく3時間の生放送番組に加え、クラシコ直前にも宮本恒靖と松木安太郎が“伝統の一戦”の魅力を語り尽くす無料放送もあり、どちらも見どころ満載のため要チェックだ。

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