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バルサ、今季もGK2人を併用へ…マンCが獲得狙うブラボの残留が鍵

2016.07.13

バルセロナでプレーするGKテア・シュテーゲン(左)とGKブラボ(右) [写真]=Getty Images

 バルセロナは新シーズンもチリ代表GKクラウディオ・ブラボとドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの、2人の守護神で臨みたいと考えているようだ。12日付のスペイン紙『マルカ』が伝えている。

 スポーツディレクターのロベルト・フェルナンデス氏は1カ月前に「2人はバルセロナで続ける」と公の場で明言。ルイス・エンリケ監督も新シーズンは過去2シーズンのように2人のゴールキーパーの併用を考えている。

 しかし、2人のゴールキーパーは当然ながら、どちらもスタメンの独り占めを切望している。エンリケ監督の理想は2人を保持することだが、もしゴールキーパーに不安を抱える有力なクラブからオファーがくれば、ブラボ、テア・シュテーゲンの欲求を止めるのは困難だ。

 現在33歳のブラボは今夏の移籍を全く考えていないと見られている。家族は地中海での生活が気に入っているし、変える必要がないからだ。だが、テクニカルスタッフが今シーズン、将来を見据えてリーグ戦に24歳のテア・シュテーゲンを起用しようとしているのならば、考えを変えるかもしれない。実際にその兆候はあるようで、テア・シュテーゲンは今夏に他クラブからのオファーを聞く素振りで退団をちらつかせ、クラブにスタメンで起用しろという意思表示をしていた。

 一方、ジョゼップ・グルアディオラ監督が率いるマンチェスター・Cがブラボに関心を抱いている。バルセロナは2018年6月30日まで契約が残っているチリ代表のキャプテンを2000万ユーロ(約23億円)以下で放出する気はない。30歳以上のゴールキーパーに多くの移籍金を払うクラブはわずかしかないが、マンチェスター・Cはブラボに2000万ユーロを支払う用意があるようだ。

 ただ、マンチェスター・Cには現在、イングランド代表GKジョー・ハートとアルゼンチン代表GKウィリー・カバジェロの2人の守護神が在籍する。グアルディオラ監督はハートの実力に疑問を抱いているが、イングランド人であり、サポーターからも愛されている中心選手を放出するとは考えにくい。もしブラボが入団したら、放出されるのはカバジェロだ。2014年からイングランドでプレーするが、いまだにこの国のサッカーに適応できず、スペインに戻ることを考えていると報じられている。

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