バルセロナでプレーする(左から)メッシ、スアレス、S・ロベルト [写真]=Getty Images
昨シーズン3冠を果たし「世界最強」の名を欲しいままにしたバルセロナ。今シーズンもすでにUEFAスーパーカップやFIFAクラブ・ワールドカップといったタイトルを手にしており、リーガ・エスパニョーラやチャンピオンズリーグといったコンペティションでも好調だ。仮に2シーズン連続で3冠を成し遂げられれば、後世に残る快挙となるに違いない。
そんなバルセロナにおける「縁の下の力持ち」と言えば、ユーティリティプレーヤーとして機能しているMFセルジ・ロベルトであろう。
1992年2月生まれのセルジ・ロベルトは現在23歳。バルセロナの下部組織出身で、プレースタイルが似ていることからMFアンドレス・イニエスタと比較されることもあった。
もともとはセンターハーフが本職であるのだが、やはりバルセロナではポジションを掴むのは容易ではなく、そのユーティリティ性を活かしてこれまで様々なポジションで起用されている。
昨シーズンはDFダニエウ・アウヴェスが負傷した際に右サイドバックを務め、一昨シーズンにはアンカーポジションも経験した。
そして、スペイン紙『マルカ』は、今シーズンのS・ロベルトがすでに右サイドバック、ディフェンシブハーフ、センターハーフ(左右)、右ウイング、左ウイングの6ポジションでプレーしたと報じている。
そのため、セルジ・ロベルトがプレーしていないのはGK、センターバック、左サイドバック、センターフォワードの4ポジションだけということになる。
リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの“MSN”やその他のスター選手に注目が集まるバルセロナだが、好調の陰には万能選手であるセルジ・ロベルトの存在があるのかもしれない。
(記事提供:Qoly)